2~4歳頃になると自己欲求が出始め、保護者としてどう対応すればいいのか悩んでしまうシーンも増えてくるのではないでしょうか。さらに、その年齢になるとイヤイヤ期にお悩みの方もいらっしゃるでしょう。なんでも「イヤ!」と言い、「いつまで続くのかしら…」と心配になる時もあるでしょう。中でも特に、物を投げたり大声で泣きわめいたりと、様々な形で表れるかんしゃくへの対応は難しいもの。保護者として、お子さまのかんしゃくにどのような対応をしてあげればいいのか、一緒に考えていきましょう。, かんしゃくとは、子供が環境や成長に伴って起こす表現方法の1つです。中には赤ちゃんの頃からかんしゃくが見られる子供もいますが、2〜4歳頃に顕著に見られ、5歳頃には落ち着いてくるのが一般的です。よく見られるかんしゃくとして、泣きわめいて叫んだり、大声を出して物を投げたりすることで、自分の気持ちを表現しようとする様子が見られます。, では、かんしゃくの原因となるのはどのようなものなのか、具体的に見てみましょう。◎かんしゃくを起こす原因・身体機能が未発達なため、やりたいことが自分の思うようにうまくできず、イライラしてかんしゃくを起こす。・言語能力が十分に発達していないため、感情や伝えたいことをうまく表現できずかんしゃくを起こす。・怒りやイラつきをどう扱っていいか自分でも分からず、大声を出したり物に当たったりすることで表現している。, このように、お子さまがかんしゃくを起こす理由は1つではありませんが、「自分の思い通りにいかないことに対しての感情」がかんしゃくを起こす根本にあります。その点を保護者の方が理解してあげ、適切に対処することが大切です。では、適切な対処とは具体的にどのようなことでしょうか。以下でご説明します。, かんしゃくは頻度もパターンも表現方法も、子供によって個人差が大きいものです。まずは、かんしゃくを起こさないような対策を講じるというより、「自我が芽生えているのだ」と捉えて、お子さまの感情表現をしっかり受け止めてあげましょう。その時々でかんしゃくの方法やお子さまの気持ちは違うので、保護者が対応を工夫しながら受け止めてあげることが大切です。, ・落ち着くまで危険がないよう見守る激しくかんしゃくを起こしてしまうと、お子さま自身も自分では止められなくなることがあります。気持ちが落ち着くまでは、どんな言葉をかけても受け止めきれません。まずは、「どうしたの?」と優しく声をかけ、危険がないように見守ってあげましょう。決して、「そんな態度をとるなら、もう知らない!」と言って、無視しないようにしてください。, ・落ち着いたら、何がしたかったのか理由を聞くお子さまの気持ちが落ち着いて話ができるようになったら、「どうしたかったのかな?」とお子さまの気持ちを一緒に考え、整理してあげましょう。, ・どうしたらよかったのか、どうすればできたのかを伝えて一緒にやってみる友達が使っているおもちゃを使いたくてかんしゃくを起こした場合は、「貸してって言ってみようか?」と提案し、一緒にやりながらやり方を見せてあげましょう。できるだけお子さまの思いが実現できるようにしてあげたいものですが、やってはいけないことや危険なことをしたがる場合は、「できない」「やってはいけない」と言い聞かせるだけではなく、どうしていけないのかという理由を説明してあげることも大切です。, ・「できた」時一緒に喜ぶ最初はできなかったことが上手にできた時には、一緒に喜んであげてください。大げさなくらいなほうがお子さまに伝わりやすく、パパやママが見てくれていたことを感じられて嬉しくなります。, ・無視はせず、落ち着くまで見守ってから話をする場所や時間お構いなく始まるかんしゃくに、ついイライラしたり、何を言っても落ち着かないお子さまに「いい加減にして!」とその場を離れたくなったりすることもあるでしょう。しかし、毎回のようにかんしゃくを無視してしまうと、パパやママに何かを伝えようとしているお子さまの声に耳をふさいでいることになります。お子さまは、何を言っても聞いてもらえないと判断し人に気持ちを伝えることを諦めてしまうようになるかもしれません。そうならないためにも、怒りたい気持ちをぐっと我慢して、静かに見守ってあげましょう。お子さまが落ち着いたらルールやマナーを教え、どうすればよかったのかを伝えてあげてください。, ・抱きしめるどうしてもお子さまが落ち着かない時は、何も言わずに抱きしめてあげてもいいでしょう。状況によって、手を握ったり背中をさすったりとスキンシップの方法を変えてみてください。安心できる存在のパパやママと触れ合うことで心がほぐれ、愛情が伝わって落ち着きやすくなります。, ・気持ちを代弁してあげるお子さまの気持ちが落ち着いて話をする際、うまく言葉で表現できないようなら、「○○したかったんだよね」と代弁してあげてください。パパやママが分かっていてくれると感じることができ、さらに、かんしゃくを起こしても味方でいてくれることに安心します。, ・一緒になってイライラしすぎない何を言ってもどう対応しても落ち着かないと、パパやママの気持ちにも余裕がなくなり、ついイライラしてしまうかもしれません。しかし、一緒にイライラしすぎるとそれがお子さまに伝わり、余計に悲しくなったり不安になったりとかんしゃくを止められなくなります。, ・かんしゃくがあまりにひどい場合は專門機関に相談するお子さまのかんしゃくがあまりにひどく、どう対応したらいいのか困り果ててしまったら、ひとりで悩まずに、子育て支援施設の窓口や小児科などの専門機関に相談してみましょう。一緒に考えてくれる人がいることや、違う目線からのアドバイスを聞けることで、少しでも気持ちが楽になるでしょう。, かんしゃくを起こしている子供を見ると、ただわがままを言っているように感じたり、たびたび起こると面倒に感じたりすることもあるでしょう。しかし、子供のかんしゃくには必ず理由があり、また、大事な成長過程の1つです。対応を工夫しながら上手に距離感を取って、見守ってあげてください。, 保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。食育実践プランナー資格も有している。, 教育情報サイトは、幼児・小学生・中学生・高校生のニーズに合わせ、みなさまの学びをサポートします。, | サイトマップ | ベネッセ教育情報サイトとは | 利用規約 | | お問い合せ | よくあるご質問(FAQ) | 著作権について |, 個人情報に関するセキュリティ対策・拡散防止等の取り組み進捗 : ベネッセお客様本部, 【小学生】漢字二字の熟語の構成(組み立て)を見分けることができません。見分ける方法はありますか?. 中には赤ちゃんの頃からかんしゃくが見られる子供もいますが、2〜4歳頃に顕著に見られ、5歳頃には落ち着いてくるのが一般的です。よく見られるかんしゃくとして、泣きわめいて叫んだり、大声を出して物を投げたりすることで、自分の気持ちを表現しようとする様子が見られます。

赤ちゃんの癇癪の原因は、疳の虫が起こしていると古くから言い伝えがありますが、癇癪は大人へ成長する過程で起こる事:ここでは、癇癪持ちの赤ちゃんの特徴、原因、いつから起きるのか、対処法をお伝えしますので、癇癪でお困りのママは参考にしてください。 人間は環境の生き物と言われているように、「環境」が変わればその人の性格も変わっていきます, どんな女性も気分に浮き沈みがありますが、それが想定の範囲内におさまれば今より気分は楽になるはずです.

赤ちゃん〜1歳半の子が癇癪(かんしゃく)持ちだと、大変な思いをすることも多いかもしれません。何をしても泣きわめいて、聞く耳を持たない子供を一日中相手にしていると、家でも外出先でも気の休まる暇がなく精神的な疲労が溜まっていきます。 WordPress Luxeritas Theme is provided by "Thought is free". 子育てをしているなら、予想外のことが起きることはめずらしいことではないのではないでしょうか。, しかし、赤ちゃんをお持ちの方なら分かると思いますが、2歳というより生まれた当初から癇癪を起こし始めます。, そして、ひどい癇癪持ちの赤ちゃんの場合は朝から晩まで、そして寝るときにおいてもいつも癇癪を起こしています。, 朝起きたときに泣いて、ご飯を食べるときに泣いて、着替えるときに泣いて、お風呂で泣いて、お風呂上がりに泣いて、夜泣きで泣いてとなると、面倒をみる人も面倒をみきれないときがあると思います。, 赤ちゃんのときだった精神性はその後の生涯においても続いてゆくという「三つ子の魂百まで」という言葉があります。, 癇癪を持っている赤ちゃんがこのままずっとこのような精神性なのか心配になるのも無理はありません。, アメリカの精神科医であるトマスとチェスによる赤ちゃんの気質に関する研究論文では赤ちゃんの気質に関して興味深い内容となっております。, 「扱いやすいタイプ」は、生活も安定しており、環境にも適応でき、育児も楽なタイプです。これが40%を占めます。, 「扱いにくいタイプ」は、生活が不安定で機嫌が悪く、環境にも適応することができづらく、すぐに泣きわめくタイプです。これが10%を占めます。, 「出だしが遅いタイプ」は、環境に適応するのに時間がかかるため、反応が乏しいタイプです。これが15%をしめます。. Copyright © 2020 心理学者のたまご All Rights Reserved. 赤ちゃんのときだった精神性はその後の生涯においても続いてゆくという「三つ子の魂百まで」という言葉があります。 癇癪を持っている赤ちゃんがこのままずっとこのような精神性なのか心配になるのも無理はありません。 しかし、安心してください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); トマスとチェスの追跡調査によると、子供たちの気質が変化していくことが分かったのです。, 確かに赤ちゃんの気質は3つに分類されるかもしれませんが、その後の「環境」という要因でその後の性格に大きく影響を及ぼすということです。, 人間は環境の生き物と言われているように、「環境」が変わればその人の性格も変わっていきます。, 子供は大きくなるにつれ、さまざまな人を関わるようになり、さまざまな場所へ出かけることになり、さまざまな経験をすることになります。, 子育てには忍耐が必要なのかもしれませんが、長いスパンで子育てを楽しめるようにしていくことが大切です。, どんな女性も気分に浮き沈みがありますが、それが想定の範囲内におさまれば今より気分は楽になるはずです。, 一時的な子育ての期間とはいえ、「気分の浮き沈みが激しい女性〜原因と対処法〜」がきっと参考になります^ ^, 我が子が20歳になってきちんとした大人になったという想像をしながら、日々の子供の変化を楽しみ、たっぷり愛情を注いでいってください。.