そのため、深紅は再びその行方を追わなければいけないのである。 『零 ~濡鴉ノ巫女~』では、自ら死を選んだ者が訪れる山“日上山(ひかみやま)”を舞台に、山にまつわる奇怪な習わしや事件の謎に迫っていく。Wii Uがプラットフォームの今作では、Wii U GamePadを射影機に見立てて探索を進める新たな体験が待っている。

逆に真冬も屋敷を探索する間に、自分より後に訪れる深紅の姿を度々見ているらしい。, 続編では妹、深紅が産んだ雛咲深羽が登場。

氷室邸内では呪いの影響か時空がおかしくなっており、過去や未来の映像が時間軸を無視して現れることがある。 エンディングまで到達したので、WiiU用ソフト『零〜濡鴉ノ巫女〜』のレビューをします。クリア後の特典及び追加モードには手をつけていませんが、本作のプレイは一端ここで打ち止めにします。長かった… 過去の『零』シリーズのプレイ経験は『紅い蝶』のみ。 ちなみに深紅が探索中に声をかけても反応を返さないのにはちゃんと理由がある。 キャラ弁 おにぎりレシピ・作り方の人気順|簡単料理の楽天. 濡鴉ノ巫女(ネタバレ注意) 続編では妹、深紅が産んだ雛咲深羽が登場。 姪にあたり、容姿も似ている点が多い。既に真冬自身が故人であることから当然面識はない。 しかし、物語が進むにつれて実は 深羽の父親は真冬 コーエーテクモゲームスと任天堂が共同開発し、任天堂が9月27日に発売するWii U用ソフト『零 ~濡鴉ノ巫女~(ゼロ ぬれがらすのみこ)』。記事では、そのゲーム概要をお伝えする。, 本作は、怨霊を封じ込めるカメラ“射影機(しゃえいき)”を手に謎(なぞ)を解いていく和風ホラーアドベンチャーゲーム『零』シリーズの最新作。『零 ~濡鴉ノ巫女~』では、自ら死を選んだ者が訪れる山“日上山(ひかみやま)”を舞台に、山にまつわる奇怪な習わしや事件の謎に迫っていく。Wii Uがプラットフォームの今作では、Wii U GamePadを射影機に見立てて探索を進める新たな体験が待っている。, かつて霊場として人々に崇められた山であり、今は自殺志願者がその最期の地として選ぶ霊山。日上山には、人を死に誘う“濡鴉ノ巫女(ぬれがらすのみこ)”が支配するという言い伝えがあった。, 屋内の探索をメインした従来の『零』シリーズと異なり、山を舞台にした今作はオープンなエリアが多いのも特徴。山の心霊スポットで肝試しも行うような体験が味わえ、山の至るところから聞える雨や水の音がプレイヤーの恐怖をかき立てる。, ストーリーは、主人公の1人・不来方夕莉が日上山を訪れるところから始まる。以降、物語の展開に沿って、夕莉と旧知の男性・放生蓮(ほうじょうれん)や母を探す少女・雛咲深羽(ひなさきみう)にも視点が切り替わり、プレイヤーはこの3名を操作してゲームを進めていく。ここでは、その3人の主人公をはじめ、物語上の重要なキャラクターを紹介する。, 主人公の1人。骨董・喫茶“くろさわ”で居候として働いている。触れたものの記憶や秘密を知ってしまう力がある。, 主人公の1人。夕莉とは旧知の仲で、売れない作家。次の作品の題材として日上山の風習“弔写真(とむらいしゃしん)”に注目し、山に入る。, 主人公の1人。幼いころに母が失踪し、親の愛を知らず、自分が虚ろな存在であると感じている。触った人の心がみえてしまうが為に苦しむ。母が日上山にいるという噂(うわさ)を頼りに、自らも山へ向かう。, “くろさわひそか”と読む。夕莉が居候する骨董・喫茶“くろさわ”の主人で、失くしたものを探す“影見”の仕事も請け負う。ある日、神隠しの少女を探して日上山に入るも、行方不明になる。, “かがみやるい”と読む。放生蓮の助手。蓮のことを「先生」と呼び慕っているが、直感で動きがちな蓮をいさめたり、普段の生活での不精を叱るなど、家族同然の存在となっている。, 日上山に現れる謎の巫女。普段布で覆われた姿をしている。その目を見た者は、死に誘われると言い伝えられている。, ゲームはミッションをクリアすることで進んでいく。それぞれの章に、行方不明になった人物を探して連れ戻すなどの目的があり、その目的を達成すると次の章がオープンする。, 目に見えないものを写し出し、撮影することで怨霊を封じ込める射影機は、探索に欠かせない道具。今作では、Wii U GamePadをこの射影機に見立てて操作を行えるのが特徴だ。怨霊の動きや位置に応じて、縦横に持ち替えながら構えたり、周囲をぐるっと見まわしながら撮影したり、まるで本物の射影機を扱っているような臨場感あるプレイを行える。なお、スティックでの操作にも対応している。, また、射影機の操作をしている際、怨霊にダメージを与えると、その周囲に“霊片”と呼ばれるものが複数出現する。この“霊片”をたくさん収めてシャッターを切ると、より大きなダメージを怨霊に与えられる。, その他、探索中は、何もなさそうな場所でも射影機を通してみると、通常は見えないものが“反応”することもある。その反応を撮影すると、関連する場所や物が写り込むので、それを頼りに探索をさらに進められる場面が出てくる。, なお、公式サイトではゲーム中のさまざまなシーンや、射影機の使い方を紹介した動画“射影機の使い方・黒い匪篇”が本日公開された。こちらの動画もぜひ確認してほしい。, 射影機を使って怨霊や怪しい場所を撮影するだけでなく、探索中にはどのような行動が可能なのか? 基本なものを以下に紹介する。, ZRボタンを押し続けると、寄香をたよりに意識を集中させて過去の影“残影”見ることができる。残影は、目的の人物がかつてたどった道を進んでいくので、目的の場所への道標になる。, “影見”が行われる際に、探す相手の手がかりとして使われる、その人の思念が残った物のこと。その人が普段から身につけていた物や、髪の毛などの体の一部、想いを込めた手紙や日記、姿を写した写真などが使われる。影見は、寄香に残る思念をたどることで、“残影”を見ることができる。, ZRボタンを押し続けて手を伸ばすことで、落ちているアイテムを拾える。まれにゴーストハンドが現れ、手をつかまれてしまうので、そうしたらボタンを離して素早くかわすか、L・Rスティックを左右に倒して振りほどこう。, Wii U GamePadを射影機として使うのではなく、Wii U GamePadの画面上に地図を表示させることもできる。TV画面を切り替えずに、地図を見ながら探索を進めることが可能だ。, 物語序盤の舞台となる骨董・喫茶“くろさわ”、水籠温泉一縷荘(みこもりおんせんいちるそう)、不知ノ森(しらずのもり)を、スクリーンショットを交えて紹介する。, 密花が店主を務める骨董屋兼カフェ。夕莉が居候として働いている。失せもの探し“影見”を依頼する者や、密花に占いを頼みに来る者も訪れる。, 日上山に古くからある温泉旅館。山全域で起きた大規模な地滑りにより、本館である旧館部分が埋まり、そのまま再建されること無く廃業となった。地滑りで多くの犠牲者が出たことや、家族を亡くした旅館主人が建物内で自殺し、その霊が出るという噂などから、心霊スポットとして有名になっている。, 日上山の中腹にある、平坦な地域に広がる森。日上山が心霊スポット、自殺の名所として有名になってからは、自殺する為か、肝試しをする為か、フェンスを破り侵入する人々が後を断たない。森に入ったものは行方不明になってしまうケースが多いが、中には森に潜む凶悪犯に惨殺された者もいる、という噂もある。, 主題歌『HIGANBANA』を歌うのは、現役女子高校生であるシンガーソングライターのAnJuさん。彼女にとっては、この『HIGANBANA』がメジャーデビュー曲となる。同曲を収録したシングルCDは10月8日にSPACE SHOWER MUSICから発売され、9月24日には先行してデジタル配信が行われる。CDには、シリーズでおなじみのアーティスト・天野月さんの楽曲『鳥籠-in this cage-』も収録予定とのこと。CDの価格は1,000円+税だ。, 本作が発売される前日の9月26日には、映画『劇場版 零~ゼロ~』が全国公開を迎える。それを記念して、9月15日からはniconicoにてニコニコ超“零”祭と題した企画が展開。全5回の特別番組を配信するとのことだ。その他、小説やコミックの展開もある。, ▲主人公の1人・不来方夕莉(こずかたゆうり)。彼女が手にしているものが“射影機”だ。, ▲主人公の不来方夕莉や、彼女が慕う黒澤密花(くろさわひそか)は、影見を行う女性。影見は、神隠しに遭い向こうの世界にとらわれて見えなくなった者を、こちら側に引き戻すことができると言われる。そのことから、人が探しの依頼を受けることに。, ▲Wii U GamePadを使ってプレイした時のイメージ画像。射影機を構えたつもりで、Wii U GamePadを上下左右に動かして撮影できる。写真では通常の横持ちだが、状況に応じて、縦持ちで撮影することも可能だ。, ▲怨霊を射影機で撮影しようとしているところ。左がWii U GamePadの画面で、右がTVに表示されるゲーム画面だ。上のイメージ画像と合わせて見ると、プレイを想像しやすいかもしれない。, ▲“霊片”が出現した時の画面。左がWii U GamePadのもので、右がTVの画面だ。Wii U GamePadの画面に表示された赤い光が“霊片”だ。. 幽婚の儀式の写真は後に娘の手に渡り、母の禁じられた想いと父親の正体を知ってしまう。

零好きな方もそうでない方もこのページにアクセスしたのも何かの縁。 ... 記憶のなくした5人のうちの1人。 ... 濡鴉ノ巫女データ (3) ギタドラな話 (2) おもしろい話 (2) ※必読。風来のシレン外伝アスカ辞書 はじめに (1) 風来のシレン外伝アスカ辞書「あ」行 (5) 2014年9月27日に任天堂より発売予定のWii U用ソフト『零 ~濡鴉ノ巫女~』について、キャラクターやシステムなどのゲーム詳細が公開された。 なおかつ上記の通り一度は解放されたにも関わらず、再び屋敷に入っていくという深紅の努力を無駄にする行為に走る。

真冬が深羽の存在を知っているのかは不明。 | であることが明かされる。 顔立ちが霧絵の想い人に瓜二つであったため何もされずに解放されるが、彼女が怨霊と化した理由を知り、霧絵の魂を救うために屋敷の奥へと進む。 四年後に深紅は死期を悟り(霊体との子を授かる際に寿命を持ってかれた為)兄と終わることを求めた為、真冬は幽婚を受け入れた。 本編主人公である雛咲深紅の兄で、21歳のジャーナリスト。

深紅が兄らしき人を見かけると「兄さん!」と声をかけるが、兄は深紅の声を無視してどこかへ行ってしまう始末。 深紅同様強い霊感を持っている。 仕事の恩人である高峰準星の消息を追い、氷室邸に辿り着く。 そしてEDでもその自由奔放ぶりな行動がもたらす結末から、行動などを含めアニーダムと呼ばれている。 深羽の父親は真冬 零 零~zero~ 雛咲深紅.

エンディングまで到達したので、WiiU用ソフト『零〜濡鴉ノ巫女〜』のレビューをします。クリア後の特典及び追加モードには手をつけていませんが、本作のプレイは一端ここで打ち止めにします。長かった…, 過去の『零』シリーズのプレイ経験は『紅い蝶』のみ。ホラーゲームは思いきり怖い方が良い派なので、終始ビクビクしながらプレイできた『紅い蝶』は、切なくも美しい物語やゲームシステムも含め大変気に入っています。, しかし、『濡鴉ノ巫女』は比較的怖くなかったですね。直近で遊んだ『P.T.』なんかはめちゃくちゃ怖がれたので、僕自身のホラー耐性がそこまで上がった訳ではないはず。, そこで今回はタイトル通り、『濡鴉ノ巫女』があまり怖くない理由をひとつづつ分析しながら、ゲーム全体のレビューを行いたいと思います。, 僕はWiiUゲームパッドを初めて見たとき、「あ、このコントローラで零やってみたい。これは写影機*1として使うべきコントローラだ。」と思った人間なので、本作の発表は待ちに待ったものでした。, しかしいざ発売が決まると、WiiUゲームパッドが零の「臨場感」と「没入感」を阻害する可能性を懸念するようになり、実際、それは現実となったのです。, これまでの零シリーズは写影機を構えることで三人称からファインダー越しに覗いた一人称の視点へと変わるため、怨霊を倒すためにはドアップで画面に表示された相手と対峙することになるという、ニクい恐怖演出がありました。, 濡鴉ノ巫女ではこの一人称視点がゲームパッドの小さな画面に表示されます。これは本来のファインダー越しの視点とはかけ離れた、むしろ過去作よりも「臨場感」を削ぐ仕様と言わざるを得ません。, また、プレイヤーの視線もプレイ中テレビ画面とゲームパッドの画面を行ったり来たりすることになるため、作品世界への「没入感」も低下させていると感じました。, ゲームパッドは写影機「ごっこ」をするのには適したインターフェイスだったものの、ホラーゲームに大切な「臨場感」と「没入感」にとっては、むしろマイナスに働いてしまっているのです。(ゲームパッドの画面を利用しない、従来通りのシステムで遊ぶことも可能ではあるようです), 本作は零シリーズ初のHD画質で、グラフィックだけでなく作品全体を包む「美しさ」も魅力であるシリーズだけに、映像面でも待望の作品でした。, ファミ通のインタビューで開発スタッフも言及していましたが、これまでの零シリーズはグラフィック処理の面であえてぼかしていた箇所も多かったところを、今回はシリーズ初のHD画質を生かすため、くっきり表示することにしたとのこと。, 主人公たちの美人度がかなりアップしたのは喜ばしいのですが、敵キャラクターやオブジェクトの造形は、海外作品のクオリティに慣れてしまっている身としては、なんだか「作り物っぽさ」が強調されてしまったように感じます。, このあたりの評価は賛否あるでしょうが、 「怖さ」という点では「くっきり」した画像処理が裏目にでてしまったかな、と見ています。, 本作の主人公は「不来方 夕莉」、「雛咲 深羽」、「放生 蓮」の3人なのですが、女性陣2人が実にエロい。特に夕莉ちゃんはシリーズの主人公でも稀に見る巨乳で、歩くだけでぽよぽよと揺れるおっぱいを眺めていたらもう、健全な男子なら視界に幽霊や怪奇現象が入る余裕など無いわけですよ。深羽ちゃんは腋フェチ必見。, さらに本作では「濡れメーター」というシステムが存在し、雨を浴びる、池に入る、敵の攻撃を受けるなどの理由で上昇、様々な状態変化を起こすというものなのですが、メーターの値が高い状態だと上着が透け、体に張り付きボディラインが強調される等の視覚的な変化もあるため、健全な男子なら(以下略, フェティシズムもシリーズの魅力と言えますし、個人的にはゲームの評価を上方修正するに足る要素だと思えますが、間違いなく「怖さ」を打ち消す要因のひとつでもあると言えるでしょう。, シリーズ1のボリュームをアピールしている本作ですが、実際エンディングまでの所要時間は過去最大となっています。しかし、時には別の主人公で、時には別の目的で、同じロケーションを何度も往復することとなり、水増し感もかなり強いです。, ステージが使い回しだと、敵の配置やイベントが変わったところで、未知のロケーション、扉の向こうに何が待っているのか分からない怖さはどんどん薄れていきます。, 加えて、今回は比較的屋外のステージが多く、閉鎖的な屋内より精神的な圧迫感が少ない点も「怖さ」を削ぐ原因となっています。, 本作は章仕立てとなっており、毎回誰かを助ける、目的地に向かうといった目標を達成するとその章は終了、主人公は無事家に帰ることとなります。主な舞台が「二度と生きて還れない山」なので、こう何度も生きて還れると、恐怖スポットの名折れというか、ちょっと説得力に欠けちゃいますよね。, 中盤以降は主人公達の自宅にも山からついてきた怨霊が訪れるようになり、恐怖スポットの面目躍如といった所ですが、それにしたって、本編は全十四章。主人公たち、「二度と生きて還れない山」から行方不明者救出しすぎ、そして生還しすぎです。, 過去シリーズの戦闘は、敵の怨霊に接近し、シャッターチャンスに撮影を行うことが基本でした。本作では加えて、より多くの被写体をカメラに収め撮影することも有効な攻撃となっており、戦略の幅が広がっています。, 前述した有効な攻撃を行えるタイミングはいずれも限られており、敵が主人公の周りをグルグル回るっている間など、「待ち」の時間がかなり長く感じました。, シャッターチャンスは敵が主人公を攻撃する直前であることが多いのですが、今回は瞬間移動→突進攻撃というパターンを使う敵が多く、これに対処できるかは運に寄る部分が少なくないです。そしてここで反撃に失敗するとまた長い「待ち時間」がある。, ただでさえイライラする戦闘が今回は頻度も多め、さらに作品全体のボリュームが大きいためここでも同タイプの怨霊の使い回しが目立つ。戦闘経験を積むことによるプレイヤーのスキルアップもあまり出来ない調整のせいで、上達する喜びも味わい辛い。, やがて怨霊たちの登場は、恐怖から「またかよ~」という苛立ちの感情ばかりを生み出すものとへと変わっていきました。, 『濡鴉ノ巫女』にはゲームパッド以外にも、昨今のゲームとしては致命的な「没入感」の低下を引き起こす使用があります。, 今、というか何年も前からですが、特に海外のアクション、アドベンチャーゲームでは、HUD*2を可能な限り撤廃するのが主流となっています。, HUDの存在はゲームとしてはあった方が便利でも、作品世界に没入するためには不純物でしかないのです。没入感を重視する作品ならば当然の流れだと言えるかもしれません。, 代表的な例だと、『アンチャーテッド』シリーズは体力ゲージを廃止し、ダメージを受ければ受けるほどゲーム画面の色彩が失われていき、完全に白黒になってしまうと主人公が死亡、ゲームオーバーとなります。, ホラーアクションアドベンチャーならばやはり『Dead Space』です。『Dead Space』では、体力ゲージと超能力ゲージを主人公の宇宙服デザインに落とし込み、HUDを作品世界の一部にしてしまうという方法を採用しています。, こうした優れた前例があるにも関わらず、『濡鴉ノ巫女』のHUDは、PS2時代から時が止まったようなごちゃごちゃっぷりを見せています。テレビ画面も、ゲームパッドの画面も、ごちゃごちゃです。, ゲームデザインの根幹を成す部分なら譲れない場合もあるでしょうが、例えば「濡れメーター」などは間違いなく不要です。服の濡れ具合を段階的に表せるグラフィックを描けているのだから、わざわざメーターまで表示することは無いでしょう。, 本作には『Dead Space』のナビゲーションシステムを参考にしたであろう、進むべき道を教えてくれる「影見」というシステムがあり、進行方向を見失いやすい本作のフィールドと実に相性がいいのですが、他にも過去の優れたゲームから学ぶべき点は多々あったのではないか、と思わざるを得ません。, 本作には曰く付きのVHSや、監視カメラの映像、怨霊となった人々が犠牲となった瞬間を追体験出来る「看取り」など、あらゆる局面で、とても視認性の悪い映像を見ることとなります。, これらの映像は、一度普通に作成した映像を、VHSにダビング、そのフィルムをぐしゃぐしゃにして劣化させた映像を元にして、最初に作成した映像を加工するというこだわり抜いたものとのこと。このうちの数回は個人的にかなり怖かったです。, 自分でプレイしていないタイトルを挙げるのは恐縮なんですが、『Outlast』なんかは解像度の低い暗視カメラ越しの視点で進む点も、怖さに繋がっているように思いましたし、一度全編「看取り映像」の画質で進める『零』とかやってみたいと思いました。, 以上のように本作はあまり怖くないのですが、各項目で書いた付随する不満点もかなり大きく、 「怖いのが苦手だけどホラーゲームに挑戦したい」人にも個人的にはおすすめし辛い作品となっています。, それでも「和風ホラー」の大作タイトルって今や本作くらいですし、西洋風の「血みどろびっくりホラー」に無い情緒や甘美で美しい雰囲気を味わいたい方なら楽しめるかもしれません。, あとポリゴン美女のクオリティはコンシューマタイトルとしては間違いなくトップクラスなので、余程直接的な描写を期待しなければその点は期待を裏切らないかと思いますね。, 本作はクリア後の特典として、フリフリのビキニや「うさ耳」といった、開発者と一部プレイヤーの欲望の具現化とも言えるコスチュームが手に入るわけですが、その前に主人公たちが山に分け入ってずぶ濡れになったりした私服でそのまま就寝するのを何とか出来なかったのでしょうか?, 個人的には劣情を満たすための特典よりも、作品世界のリアリティ向上を優先してほしい訳ですよ。というかむしろ、ビキニなんかよりも親しい人間しか決して見ることにできない何の変哲もない寝間着とかの方が(以下略), *1:『零』シリーズに登場する、カメラの形をした攻撃アイテム。これで撮影することで、怨霊たちにダメージを与える。, *2:ヘッドアップディスプレイ:ゲーム用語としては体力ゲージや残弾数表示など、プレイヤーキャラクターの状態を確認するためのゲージ、計器類を指す, hakusai913さんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog