「新盆(にいぼん)」又は「初盆(はつぼん)」とは、人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを。ここでは、新盆・初盆の時期から、香典・お供え物、お布施の金額やのし紙の準備について解説します。新盆を迎える手順を確認していきましょう。 初盆を迎えるにあたり、改めてお悔やみもうしあげますとともに、 ご冥福をお祈り申し上げます。 ささやかではございますが、お花を送らせていただきました。 ご仏前にお供えいただければ幸いです。 暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。 初盆の法要に参列する際に多くの方が悩むのがお供えの金額ではないでしょうか。初盆のお供えの相場金額はいくらかと聞かれて即答できる方は多くないかと思います。そこで、今回は初盆のお供えについて、金額やのし袋の書き方、マナーなどについて徹底解説していきたいと思います。, 初盆のお供えの金額相場はいくらなのか、気になっている方は少なくないでしょう。初盆の法要に招かれて、いくら包めばいいのか困った経験はありませんか?また、これから初盆に参列するにあたって不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。お供えとは気持ちですので、一律の設定があるわけではありません。ですが、社会通念上のマナーというものがあり、お供えの金額もそれに即した相場が形成されています。初盆のお供えの金額相場がどのように決まっているのかを学んでいきましょう。「終活ねっと」のこの記事では初盆のお供えの金額相場について、以下の点に注目して詳しく説明していきます。, お供えの入れ方やお返しに関しても解説していますので、最後までご覧ください。お坊さんを安く手配したいという方は、「終活ねっと」のお坊さんをぜひご利用ください。, お盆というと8月の中旬というイメージが強いですが、関東の一部など7月の中旬にお盆を行う地域もあることをご存知ですか?特に東京では7月13日~16日にお盆を行うお宅が多いです。今回は東京のお盆に焦点をあて、お盆の過ごし方や穴場スポットなどもご紹介いたします。, 日本ではよく耳にするお盆とは一体どんなものなのでしょうか。お盆の由来、お盆の期間、お盆のために準備すること、お盆に参列する際のマナーや宗教別のお盆についても解説していきます。お盆におすすめの海外旅行スポットもご紹介しています。, 初盆とは、故人が亡くなってから最初に迎えるお盆をさします。正確には「亡くなって四十九日法要が済んでから初めて」のお盆ですので、お盆の時期に忌明けをしていないと初盆は翌年に持ち越されることになります。お盆の時期は旧歴盆と新暦盆の二通りがあり、地域によってどちらかが「お盆の時期」となります。旧暦盆は7月13日~7月16日、新暦盆は8月13日~8月16日となっています。東京近辺や関西地方が旧暦を、関東地方が新暦をお盆とする傾向にあるようです。初盆には、僧侶を迎えて法要を行い、普段のお盆よりも丁寧にご供養するのが通例となっています。, では、初盆のお供えの金額相場についてです。初盆のお供えの金額相場は、香典の5割~7割程度包むのが一般的となっています。また、初盆のお供えの金額相場は故人との関係性によっても変わってきます。友人・知人よりも親戚、親戚よりも兄弟、といったように関係が近しいほど初盆のお供えの金額相場も上がってきます。それ以外にもお供えを送る側の年齢によっても相場があります。少し複雑に思えるかもしれませんが、それぞれのケース別に金額を見ていきますので参考にしてください。, 続いて、初盆のお供えを包むのし袋の書き方をご紹介します。こういったことにはそれぞれの法要ごとの礼法がありますので、他との違いを学んでいきましょう。, のし袋の表書きは宗教ごとに異なります。仏教形式の場合は、「御仏前」もしくは「御供物料」と書きます。神道形式の場合は「御玉串料」・「御榊料」です。キリスト教形式では「お花料」と書けば失礼にはならないでしょう。ちなみに、キリスト教では法要に参列する際に現金をつつむという風習はありません。ですが、食事の歓待を受ける際はお返しという形で現金を包むこともあるので覚えておくとよいでしょう。また、これらを書く際には通常の濃い墨か、筆ペンなどを使います。お葬式やお通夜では薄墨を使いますが、四十九日が明けてからの法要には薄墨は用いません。お葬式・お通夜で薄墨を使うのは、「墨をする間も惜しんで急いできた」「急な不幸に涙で墨が薄まった」というニュアンスがあるからです。これらは初盆には当てはまらいと考えると、ご納得いただけるのではないでしょうか。これは下記で解説してる金額などを書く際も同様ですのでご留意ください。, 法要に用いるのし袋には、中に中袋という袋が入っています。包んだ現金の金額は、この中袋に記載します。ここで気をつけていただきたいのが、金額を記載する際に書く漢数字です。金額を書く際は、「一」や「二」といった漢数字ではなく、「壱」・「弐」などの旧字体を用いましょう。旧字体を使う理由は、常用の漢数字では、文字の改ざんが容易にできてしまうためです。例えば、「一」に縦棒を入れれば「十」に、横棒を足せば「二」・「三」といった風に簡単に記載された金額を変えることができるのです。, のし袋は包んだ金額に合ったものを選びましょう。包んだ金額が少額なのに、のしばかりが立派では不釣り合いとなります。逆もまたしかりなので、金額に見合ったのしを選びましょう。他に気をつけることは、蓮のついたものは仏教形式でしか使えないという点が挙げられます。蓮の花や葉がついた袋は、神道やキリスト教では使えませんのでご注意ください。, 初盆での、のし袋の書き方を解説しました。続いて、のし袋にお金を包む際のマナーをご紹介します。, お札を入れるときは、お札の枚数に気を配りましょう。お札の枚数は4枚、9枚といった数がそれぞれ「4=死」「9=苦」を連想させるとして嫌われます。お札を入れるときはお札の枚数は4枚と9枚にならないようにしましょう。, 香典を送る際、新札は避ける、という習わしがあります。これは、「あらかじめお札を用意して亡くなるのを待っていた」という風に取られないように、という気遣いから来ています。しかし、初盆の場合は行われることがわかっていますし、使い古したよれよれのお札を包むのもまた失礼になりますので、新札かどうかは気にしなくても大丈夫です。気になる場合は、新札を自分の手で折って、折り目を付けた後に袋に入れましょう。新札は使っても問題ありません。, お札が二枚以上になるときは、お札の向きが同じになるように揃えて入れるようにしましょう。表裏の向きには、表側が上になるように入れます。そして、お札の顔は上向きにいれて、袋から取り出した時にすぐにお札の顔が見える入れ方をしましょう。, ここまで、訪問客として初盆法要に参列する場合の相場やマナーをお伝えしてきました。ここでは、自分が施主となって訪問された方からお供えをいただいた場合のお返しについて解説していきます。初盆は主催として執り行う場合も想定しておかなければなりません。ぜひ目を通しておいてください。, 施主としてお供えをいただいた際にお返しをするときの金額相場をご紹介します。お供えのお返しには、引き出物として物品を贈ります。地方や宗派によっては、法要の会食をお返しとする場合もあります。お返しの金額相場は一般的には初盆のお返しの金額相場は、頂いた額の3割~5割前後となっています。親族などの高額なお供えを除いた相場は、3千円~5千円が金額相場となります。高額なお供えを下さった方には、後日改めてお礼の品をお送りするのがよいでしょう。, 初盆のお供えのお返しに人気の品をご紹介します。お供えのお返しにには、いわゆる「消えもの」が人気となっています。消えものとは、食べ物や生活上の消耗品など、誰でも使えて長く残らないものをいいます。お返しにおくるお菓子は引き菓子といい、法要でふるまったお食事のおすそわけという意味があり、お供えのお返しの定番となっています。食べ物でいうと、ほかには季節に合わせたそうめんが人気です。お茶や調味料、海苔といった時期を問わずどこのご家庭でも使われるものもよく選ばれます。タオルや、洗剤・洗剤の詰め合わせといった生活消耗品もどこの家庭でも使われて、送られて邪魔になりにくいことから贈り物の定番です。近年では、カタログギフトもお返しとして人気が高まっています。カタログギフトとは、カタログ本のように品物が列挙してあって、送られた蚊帳がその中から好きなものを選んでもらうことができるというシステムです。カタログギフトが送られた時点ですでに支払いが済んでいるので、申し込みをするだけで気に入った品が届くようになっています。細かな価格設定もできますので、相手に応じて適切なギフトを送ることができます。, 初盆のお返しののしの表書きには、「志」・「御新盆志」・「御初盆志」・「新盆志」といった言葉を書きます。「志」が最も一般的で、広い地域で通じます。施主の名前は名字を記すのが通例です。しかし、近年ではフルネームを書く場合も増えてきています。, 今回「終活ねっと」では、初盆のお返しとそれにまつわる知識などについて解説してきました。最後に記事の内容を以下にまとめます。, 初盆とは、故人が亡くなって四十九日法要が済んでから初めて迎えるお盆をさす。お盆の時期にまだ四十九日の忌明けを迎えない場合は翌年が初盆となる。旧暦の7月13日~7月16日と、新暦の8月13日~8月16日の2通りがある, 初盆のお供えの金額は原則として香典の5割~7割ほど。故人との関係性や送る側の年齢によっても上下し、関係性や年齢が上がるほど金額相場も上がる, のしの表書きは、通常の墨で「御仏前」もしくは「御供物料」と書く。金額の記載には旧字体を使い、金額に見合ったのしを選ぶ, 初盆のお返しの金額相場は3000円~5000円ほど。食べ物や生活消耗品といった消えものやカタログギフトが人気となっている, 初盆のお供えについておわかりいただけたかと思います。法要にまつわるマナーは複雑で、法要ごとに礼法が異なることが多いため、混乱しがちです。礼法の意味を理解することがマナーに通じることの近道になりますのでぜひ目を通しておいてください。今回の記事をみなさんの初盆準備の一助としていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。「終活ねっと」では、初盆や、その他さまざまな情報を解説しています。以下の記事では、初盆での服装について詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。, 初盆は、故人が亡くなって初めて迎えるお盆です。初盆の法要では、自宅に僧侶を招き、大勢の方が参列して盛大に行われます。正式な法要の場ですので、きちんとした服装で参加したいですよね。今回は初盆に着ていく服装について、女性の服装やマナーについても紹介していきます。, 皆さんは、初盆のお返しについてご存知でしょうか?通常の法事では供物を頂いた方にお返しをしますが、初盆でも通常のようなお返しをするのでしょうか?今回は、初盆のお返しにふさわしい品物の選び方や金額相場、贈り方のマナーなどを解説します。ぜひ最後までご覧ください。, 真言宗では初盆はどのように行うのか、また他の宗派との違いはあるのでしょうか。このようなことを疑問に思っている方は多いかと思います。今回は真言宗における初盆の礼法をご紹介します。お布施やお供え物についても解説しますのでぜひご覧ください。, 初盆(はつぼん)とはいつからいつまでなのでしょうか。故人が亡くなってから初めて迎えるお盆は大切ですよね。初盆の準備などの段取りをするためにも初盆の時期は知っておきたいものです。今回は初盆とはいつからいつまでなのか、初盆の時期や法要の準備について解説いたします。, 初盆のお供えを頂いたとき、お返しについてどうすれば良いかご存知ですか?マナーに沿った正しい対応ができないと、いざというときに慌てたり、恥ずかしい思いをしてしまいます。今回の記事では、初盆に頂くお供えのお返しについて知っておきたい様々な知識をお伝えします。, 初盆のときのお香典はいくらぐらい包んだらよいのでしょう?表書きは御仏前か御香典か、普段はわかっているつもりでいても、いざとなると戸惑ってしまうものです。そこで今回は、大切な節目となる初盆の御仏前(香典)の包み方や金額について詳しく解説します。, お知り合いで初盆を迎えることになって法要に参加する場合、御仏前の香典は欠かせません。ただ、初盆の御仏前を用意する場合、その金額相場も非常に気になる方も多いでしょう。今回は、初盆で持参する御仏前の金額相場について一緒に考えてみましょう。, 初盆で使用するのしは、どのようなものがふさわしいのでしょうか?表書きや水引など、たくさん種類があって迷ってしまいますよね。この記事では、初盆ののしの表書きの書き方や、初盆のお供え物やお返しを包むのしの選び方などを解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください。, 初盆で渡すお供えの表書きについて、正しい書き方をご存知ですか?ルールを知らずに書いてしまうと、恥ずかしい思いをしてしまいます。そうならないためにも、表書きのマナーを知っておくと安心です。そこでこの記事では、初盆で渡すお供えの表書きについて、詳細を説明します。, 故人が亡くなってから、初めて迎えるお盆のことを「初盆」と言います。言葉自体は聞いたことがあっても、初盆のマナーを心得ている方は少ないかもしれません。この記事では、初盆の法要に関するマナーや、服装や手土産など詳しく解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください。, 初盆のお参りは、普段見慣れない方も多く緊張しがちなものです。言葉遣いやお供えの作法、事前に知っておきたいマナーなど気の抜けない要素がたくさんあります。今回の記事では初盆のお参りをうまく済ませられるように、各項目を余すところなく解説します。, お盆の時期は正しくはいつからいつまでなのかご存知でしょうか。実は日本全国で一律なわけではなく、地域によってお盆を迎える時期に違いがあります。お盆がいつからいつまでなのか、その理由や、お盆がどのような行事なのかについても解説していますので、どうぞご覧ください。, 近年では特定の職業の方を必要に応じて派遣できる派遣サービスが発達しています。そして、中にはお坊さんの派遣サービスというのもあり、最近でもAmazonなどが手がけていることで話題です。お坊さん派遣サービスとは一体どのようなものか、業界各社の比較をご紹介します。, 四十九日法要が行われる際には、香典を準備する必要がありますよね。では、四十九日法要に包む香典の金額の相場とはいくらなのでしょうか?今回は、四十九日の香典の相場についてと、香典のマナーから書き方まで解説したいと思います。ぜひ最後までご覧ください。, お世話になった方の一周忌などの法事に参列できないときは、お悔やみの手紙に香典を添えて送ります。いざという時に慌てないよう、例文があると心強いですよね。そこで今回の終活ねっとでは、例文をご紹介しながら、一周忌のお悔やみの手紙について解説いたします。, 年忌法要はお住いの地域や宗旨により方法はそれぞれ異なりますが、33回忌の法要は節目に当たる大きな法要ですよね。法要の際、恥をかかないように基本的な香典マナーはきちんと知っておきたいものです。この記事では、33回忌の香典の相場やマナーについて説明していきます。, 13回忌法要に参列するにあたり、香典はどのくらい包めばいいんだろうと悩んでいる方はいませんか?久しぶりに親族が一同に会する中で、香典のマナーを知らないことで恥をかきたくないですよね。今回は、13回忌法要における香典の金額相場について詳しく説明します。.