はああぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁあああああああ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!? 紛失したpasmoに鉄道定期券が付加されている場合は定期券の有効期間が切れている場合でも、その定期券を発行した鉄道事業者でしか再発行できません。有効期間の切れた定期券情報は消去しておくことをお勧めいたします。 結論から言うと、遺失物法(落とし主と拾い主とのやり取りなどを、警察を介して行う法律。素人解釈)は、遺失物(落とし物)の拾得者(拾って警察に届けてくれた人)によって、所有物の紛失以上のトラブルを招きかねない、とても危険な法律である。, ……もっとも、上記は今回の事件を受けたうえでの筆者個人の感想であり、「物を落とす方が悪い!」といった意見は正論であるが受け付けない。, 2014年4月某日。親しい友人と東京都内の居酒屋で久方ぶりの再会。互いの近況報告や雑談などで気分も場も盛り上がった帰り、自宅に向かう最終電車に乗る直前で、先刻までとは打って変わって気分も場も盛り下がった。Suicaが入ってるパスケースがない。, 「切符買って帰れ」という真っ当な意見に従い、その夜は久しぶりに、金額が印刷された長方形の固い紙を駆使して自宅に帰った。, 駅やら交番やらに片っ端から電話した筆者。しかし、先方の返答は全て「届いてません」である。, 実は、パスケースの中にはSuica以外にも、原付の免許証(期限切れ)、自分の名刺、映画『桐島、部活やめるってよ』の半券など、個人情報と思い出が凝縮されていた。個人情報よりも思い出の鱗片がなくなったことに絶望した筆者は、即、遺失物届を提出。, 数日後、某S警察署から「届いてますよー」という連絡が来た。某S警察署はパスケースを落としたはずの地域から山手線で半周しないと着かない場所にあり、筆者は一度も降り立ったことがない。, 「何でそこに?」と思いながらも、「思い出」が見つかったことに歓喜し、すぐに受け取りに行った筆者。, 「法律で、拾った人にお礼しなければならないと決められているので、今からお相手の連絡先(電話番号と住所)と名前を書いた紙を渡します。こちらでも相手に連絡しますが、あなたから連絡してお互いにお礼の内容を決めてください。その際、警察は一切介入しません」, 迅速すぎて筆者が質問する隙は全くなかった。まぁいい。見つかっただけでも御の字である。, え、なのに、お礼の内容は警察が介入せずお互いで決めるの?筆者の場合、顔写真や本名で明らかに女だと分かるブツが遺失物の中に入っていたのだけど……。これ、「お礼は身体で」とか言われたらどーすんの?, ……しかし、法律で定められているのであれば従うしかないと思った筆者。Twitterに「パスケース見つかりました!相手にお礼しなきゃダメって法律で決められてるんですね!」とノンキに書き込んだところ「決められてねーよwww」とのツッコミが。, 「え?警察の人は、あたかも『それが当たり前です』みたいな言い方だったのに?」と思い調べてみたところ、, ただし、拾った日から1週間以内に落とし物を警察に届け出なかった方等は拾得者の権利を失います。, 落とし主が見つかった場合、落とした物の価格の5%以上、20%以下に相当する額を落とし主からお礼として受け取ることができます。, 警察に届け出て3カ月たっても落とし主が判明しない場合は、落とし物は拾って届け出た方のものとなります。ただし、携帯電話機、カード類等の個人情報が記録された物等は受け取ることができません。, Q8 警察に届けた落とし物が落とし主に返還された場合、警察や落とし主から連絡があるのですか?, 警察に届けた落とし物が落とし主に返還された場合、拾われた方がお礼(報労金)を受ける権利や落とし物を受け取る権利を放棄していないときは、警察から拾われた方に、落とし主に落とし物を返還した旨を連絡します。, 拾われた方がお礼を受ける権利を放棄していないときは、落とし主からも連絡がありますので、お礼の支払方法等について、双方で話し合いをしてください。」”(京都府警察「よくある質問(落とし物Q&A)」より引用), 「パスケースごときでお礼を求める相手って何だよwww」といった意見が多数よせられるなか、いやいや、拾っていただけたのだし警察に届けて書類書くのは手間でしょうよ。お礼も欲しくなるよきっと……と思いながらも「なんかヤバいんじゃね?」と感じたことを今ここで白状する。, ちなみに、Twitterで書いた時点で既に相手への電話連絡は済ませており、「お礼なんか要らないんですけど……どうしようかな……じゃあ、飲みにでも行きますか?」と相手に提案され、筆者は承諾していた。, 待ち合わせ場所に現れた男性。「あれ?なんか見たことあるな……」と思ったら、なんと、まさかの、筆者の元彼だったのである。, と思われるだろうが、相手は知らぬ間に結婚しており、婿養子のため奥様側の姓になっていたことと、筆者が相手(以下、元彼)の電話番号を消去していたため、顔を見るまで全く気が付かなかった。電話で声も聞いたが、何年も前に別れた相手の声など憶えていない。, しかし、「あの日、君のパスケースを拾ったとき、これは運命だと確信したんだ」「ずっと君のことが忘れられなかった」など、とって付けたような言葉を涙を浮かべながら嘘くさい笑顔で延々と言い続ける元彼。, 「パスケースの中に、『桐島、部活やめるってよ』の半券入ってたよね。俺と一緒に観た映画の思い出を大切にとっておいてくれてたこと、本当に嬉しかった」, すみません私ひとりで観に行きました。しかも映画公開された当時はすでにあなたと別れています。, 極め付けには、「結婚したけど、妻と過ごしていても君の存在が脳裏をよぎる。俺が一番愛してるのは君なんだ。もう一度、付き合ってくれないか?」と、この人は何かの病魔に襲われているのではとしか思えない発言が飛び出す始末。, その直後。「へー、やっぱりねー!!!!」と、都心の駅前の喧噪をかき消すほどのラウドヴォイスがビー・ノー・ジョークなアトモスフィア……シャレにならんレベルの険悪な雰囲気が筆者と元彼の半径1mほどの範囲を覆った。, 「私が気づいてないとでも思った?あんたの浮気に。ってか相手この子(筆者のこと)なんだねー」と嫁。.