グループレッスンでトレーニングを実施することで頭を使うだけでなく、他の犬や他の飼い主さんのいる中で飼い主さんに集中するという良い精神刺激を加えることで、精神的に充足させ、欲求不満を軽減させます。家ではレッスンで習ったトレーニングを実施し、頭を使わせることで欲求不満を軽減させます。 来客に吠える、遠吠え、夜鳴きなど飼い主さんの大きな悩みである愛犬の鳴き声。犬にとって鳴き声は気持ちや要求を伝えるための大切な手段です。 大きく4つのタイプに分けられ、それぞれにあったしつけ方法があります。なぜ鳴くのかを理解することで、改善できるかもしれません! また、飼い主さんとの関係を改善し、飼い主さんが犬にリードされない関係を築くことが出来ます。, 3. 知的玩具の使用 犬は、運動すればするほどもっと運動したくなります。その犬その犬に合わせた運動量は必要ですが、運動だけでは欲求不満を解消するのはなかなか難しいものがあります。そこで、頭を使わせて疲れさせる必要があります。頭を使う活動とはトレーニングの実施です。 1 吠える理由は人じゃない?

犬が夜中に吠えることによって、困られる飼い主さんは多くいらっしゃいます。近所迷惑になる、飼い主自身が寝られないということで精神的に追い詰められることも少なくないでしょう。適切な対応をすれば、吠える行動を少なくすることは可能です。, 当WEBサイトは、岐阜県岐阜市で行動診療を行っている、ぎふ動物行動クリニックが運営しています。当クリニックの院長奥田は、2017年に日本で8人目となる獣医行動診療科認定医を取得しています。, 当院では、社会情勢を踏まえ、オンラインでの行動カウンセリングを実施しております。適切な治療を行えば、多くの症例で症状が緩和されます。オンライン行動カウンセリングの詳細はこちら。, 症状が悪化する前に、行動診療を行っている獣医師にご相談ください。わからないこと、不安なことがあれば、当院にお気軽にお問合せください。 知的玩具を利用してゴハンを与えるようにしましょう。脳を使わせることにより、エネルギーを使わせ、脳を疲れさせます。夜屋内に入れた後に使う様にしましょう。, 4. ゴハンのあげ方の改善 夜だけ吠える犬の特徴. 吠えると飼い主が散歩に連れて行ってくれるというような状況があるときに、夜吠えることがあります。 All rights reserved. (ぎふ動物行動クリニック 獣医行動診療科認定医 奥田順之), 夜間は音があまりしませんので、小さな音にも反応しやすくなる傾向があります。物音・虫・野生動物などの動きに反応して吠えていることが考えられます。, 夜物音などで目覚めた時に、一人で不安になり吠えることがあります。普段から不安が強い犬で起こりやすい傾向にあります。, 吠えると飼い主が散歩に連れて行ってくれるというような状況があるときに、夜吠えることがあります。吠えることで飼い主の関心を引けたり、オヤツをもらえたり、散歩に行けるなど、犬にとって良いことがあります。, てんかんの部分発作によって、夜中に突然唸りだしたり、尻尾を追って回りだすといった異常行動を示すことがあります。異常行動に対する治療が必要です。, 高齢犬では、認知機能の低下が起こり、昼夜が逆転し、夜中に吠え続けるという行動が出ることがあります。高齢性認知機能不全と診断されることもあり、進行を遅らせたり、家族も含めたQOLを維持するための治療を行う必要があります。, 留守番が長い等で、日中の活動が制限されている場合に、夜飼い主が近くにいるときに活動するようになることがあります。, 寝床の環境が安心できない状況だと、眠りが浅くなり、夜に起きる可能性が高くなります。, 夜中に吠える問題に対して、対応していくためには、問題の状況を把握して、夜眠れるようにする、夜安心できるようにする、吠える行動を増加させるような対応をしないといった対策が必要になります。, 安心できる居場所の確保といった生活環境の改善や、活動欲求を満たすといった生活習慣の改善が対応の中心となりますが、場合によっては薬物療法の適応になります。薬物療法を行う場合は、症状によって薬物の選択が異なりますので、一般の動物病院ではなく、行動診療を行っている動物病院に相談されることをお勧めします。, 夜中に吠える原因によって治療法は異なります。日中の欲求不満や、吠えることで関心を引ける状況にある場合、その状況に対する行動修正法が必要です。運動をしっかりさせることや、眠る環境を整えて飼い主の存在が気にならなくなるように配慮するなどの対応が必要でしょう。, 一方、過度な不安や、自律神経の失調、高齢性認知機能不全によって吠えが発生している場合は、薬物療法の適応になります。抗不安薬や睡眠を誘導する西洋薬や漢方薬が用いられます。, 身体の不調がないかどうか調べつつ、適切な診断をするためには、上記のリンクにもありますが、行動診療を行っている動物病院に相談しましょう。, 昨年の9月頃に雷が鳴った日があり、その日の前後から夜中吠える様になったとのことでした。はじめは「静かに」と言うと収まっていたものの、その場を離れると再び吠えはじめるようになり、近所迷惑になるからと夜中の2時~5時まで散歩していたこともあったとのことでした。, 先日まで10日間ほどかかりつけ動物病院のホテルに預け、その後、かかりつけの先生からの指導で、居場所を変え夜は屋内にしたところとのことでした。屋内にして最初の夜がカウンセリングの前日だったとのことで、その日は5時ごろまでは静かにしており、その後も声をかければ収まったとのことでした。, カウンセリング時も良く吠えており、自分が暇な状況の時に、かまってほしくて要求している様に見えました。間接罰を用いたところ、奥田がリードを持った状態では、おとなしく伏せる場面が多かったように感じました。, これまでの経緯と吠えの発生している状況から、そもそもは不安を背景にした吠えだったものが、度重なる声掛けや散歩と言う報酬により、学習による要求吠えに変化した状態ではないかと推測されます。, ある日、不安から吠えたら、お母さんが身に来てくれたという経験をし、吠える⇒ご褒美という関係を学習したと考えられます。その後吠える行動を行うたびにご褒美(飼い主さんの声掛け、散歩に行けるなど)をもらう経験を繰り返したことで、吠える行動が強化(頻度や強度が大きくなること)されていったと考えられます。, このように、飼い主さんが無意識に吠える行動を強化している場合は良く見かけられます。, 動物病院では吠えなかったのは、屋内で不安を感じにくい状況であったことや、要求する相手がいなかったことも関係しているかもしれません。また、ドッグランでしっかり遊ばせた日が吠えなかったのは疲れていることで欲求が満たされたと考えられます。, また、普段からFくんの方が、行動をリードできている関係になっているので、飼い主さんがリードできるように、トレーニングを積むことが非常に重要と考えられます。, 1. 環境の改善