efhwの場合、給電点のインピーダンスがとても高いので、リグと接続するには変換する必要があります。 市販品ではLNRのEFHWが4050Ωを想定し、81:1のトランスを使用しているようです。 | ブログを報告する. 最近週末も忙しくなかなかSOTAアクティベーションの時間が取れません。仕事の合間に新しいEFHWチューナを作りました。以前このBlogで紹介したJA7QILさんのレプリカチューナですが、経年変化のせいか、はたまたKX2で10W運用をしたせいなのか、ポリバリコンの絶縁体がはみ出してきてしまいました。アンテナのインピーダンスが4.7KΩぐらいとすると、10WでVpp= 2 x √(4700 x 10)≒430Vぐらいの電圧がかかり確かにいつ壊れてもおかしくない状況です。SOTA運用はいつも5Wなのですが、たまに10Wに出力アップしたいこともあるのでチューナを作り直すことにしました。, 移動用なので出来ればサイズは抑えたいところ。まず先にタカチのSW85ケースに入るサイズで耐圧が取れるバリコンを捜しました。既に廃番で在庫限りとなっていますが耐圧500V 150pFのミゼットバリコンがちょうど良さそうです。, 最低容量10pFから最大150pFで21-7MHzで共振させたいことから、インダクタンスはおよそ4μHになります。ケースに余裕があるのでトロイダルコアも少し大きめのT94-6としました。2次側の巻き数をここで計算すると24Tとなりました(最終的には浮遊容量との関係から23Tに変更しました)。入力インピーダンスが50Ω、アンテナ側が5KΩ程度とすると巻数比は√(5000/50)=10となるため一次側は2Tとします。T94だと1.0mm UEWでも巻けそうですが、とりあえず手持ちの0.5mmのUEWを使っています。最後はホットボンドでコアをケースに固定しました。(かなりやっつけ仕事で汚いですが、こんな感じ), またアンテナも含めた全体図は以下の通り。エレメントは各バンド1/2λで短縮率は0.96ぐらいにしています。またトランスの1次側と2次側のGNDは共通にせず2次側GNDに1m程のカウンタポイズを付けています。EFHWはダイポールで最も高インピーダンスとなるエレメント端から給電していますが極端にインピーダンスが高いとマッチングが取れないことから0.05λ(20Mで1m程)のカウンタポイズ(というかエレメント)をGND側に付けています(と私は理解しています^^;;)。, QILさんのチューナはGNDが共通でリグへの同軸外皮をカウンタポイズにしていました。コンパクトで良かったのですが40mバンドを運用中にリグに触ると感電することもあったため、今回は別途カウンタポイズを用意しています。, こちらがケースに入れた外観です。以前のチューナより一回り大きくなってしまいました。5KΩのダミーロードを付けてアンテナアナライザで調整したところ、Qが高いためバリコンの微妙な角度の差でインピーダンスが大きく変わります。そのため少し大きめのツマミを付けています。, EFHWは給電点付近のエレメントの環境に影響されやすいので、実際使う場所に近い環境で調整した方が良いと思います。ということで、早速近くの公園に持ち出して実験です。, 釣竿を立てて17mバンド用エレメントの先を頂点に逆V字にエレメントを展開。カウンタポイズは適当に展開しています。この構成で各々のバンドでVSWRが1.5以下になるのを確認しました。アナライザをお持ちの方は共振点のインピーダンスを確認し、適宜1次側・2次側の比を変更してみて下さい(但し共振点も一緒にずれるので注意)。, ちょうど夕暮れ時で20MバンドがEUに向けて開けてきたため、早速10Wの威力を試してみました。ヨーロッパはYO9HP(ルーマニア)、R1547M(モスクワでイワン4世がツァーリを戴冠したのが1547年、それから470周年の記念局だそうです)、オセアニアはマーシャル島のV73NSなどとQSOすることが出来ました。いつもの5Wとたかだか3dBの差ですがやはり10Wの威力でしょうか。, そんなこんなと実験しているうちに日も暮れて寒くなってきたので帰路に。道すがら見えた丹沢の山々が夕焼けに綺麗に映えていました。早くアンテナ担いで登りに行きたいなぁ。。。, 趣味の電子工作・移動運用・SOTA・プログラミングなどについて徒然と綴ります。(全てリンクフリー・承諾不要です), CentralAttackさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog 1/2λのエレメントへ給電するためのシステムをあれこれ作っています。給電部はコイルとコンデンサーで共振させた回路です。エレメントはフルサイズを使っています。車の基台へ直接接続して使っています。7MHzの一号機VP-20塩ビ管 1.2φポリエチレン皮膜 31回巻き33pF/1kvセラミックと同 … 4から6巻き辺りへ接続します。 共振回路のアンテナ側と給電側のグランド間へ10KΩまたは 4.7KΩ×2の抵抗器を繋ぎ、アナライザーのSWRで測定します。 コイルへ結線したタップ位置を調整してSWR1.0/50Ωの ポイントを探します。 ブログを報告する, LC共振器付きEFHWチューナに付けて使う際は14-21MHzは1mのカウンタポイズを7MHzは2mぐらいのカウンタポイズ(ラジアル)、10MHzは7MHzのラジアルを小さく折りたたんだものを付けています。環境によって異なるようですのでカットアンドトライしてみて下さい。, ハイバンドだけで使う場合には後述するトランス型チューナのみでOKです。面倒なチューニング動作が不要でGlue-EFHW並みにコンパクトすることができます。, 周波数を上げていくと赤い軌跡が時計周りに動いていきます。トラップでエレメントを3つに区切っているので共振点の分、3つの円ができます。, マーカ3 21MHzも全般的に高めです。チャートから並列にCを入れると良いことが判りますが、他のバンドに影響を及ぼすのでこれぐらいにしておこうと思います。, トラップのQがかなり高いので全般的にSWR=1.5の円の範囲に入っている帯域はあまり広くないようです。. 最近週末も忙しくなかなかsotaアクティベーションの時間が取れません。仕事の合間に新しいefhwチューナを作りました。以前このblogで紹介したja7qilさんのレプリカチューナですが、経年変化のせいか、はたまたkx2で10w運用をしたせいなのか、ポリバリコンの絶縁体がはみ出してきてしまいました。 先日の大持山でのアクティベーションでは山頂が狭くGlue-EFHWの7/10MHzのエレメントを展開することが出来ませんでした。また木々の多い山頂では、ギボシの付け替えのためアンテナの上げ下げをしていると、枝にエレメントを引っかけてしまうこともしばしばありました。, 少し前からエレメントの上げ下げが不要なトラップ付きEFHWを作っていたのですが、フルサイズでは張れる場所がやはり限定されてしまいます。そこで以前作ったLC共振器付きのEFHWチューナが14MHzのエレメントに7MHzをマッチングできることを利用して、少し変則的なマルチバンドEFHWを作ってみました。トラップがミノムシ(Bagworm)みたいなので「Bagworm-EFHW」と名付けました。作り方の詳細はこちら(P.36から)をご覧ください。, ※2019/1/4 10MHzのトラップ位置及び全体寸法を見直しました。※2019/1/5 計測結果を更新しました。, 14/18/21MHzは普通の1/2λバーチカルEFHWとして使います。7MHz/10MHzは1/4λのバーチカルとして使えるように10MHzのトラップを変則的な位置に置いてみました。エレメントサイズは7.2mの釣竿で以下のように展開した場合のサイズです。, 今回作成したアンテナではトランス式マッチングボックスのコア材も2サイズ大きいFT82に強化してみました。, 以前から1次側に入っているCが謎だったので少し実験してみました。EFHWの共振時の純抵抗が数KΩになるので、二次側に4.7KΩのダミーロードを付けてアナライザでトランスの特性をみてみました。まず一次側のCを抜いて3.5-30MHzまでスイープした結果がこちら。, 次にC(=150pF)を入れてスイープした時の結果はこちら。より高い周波数までSWR=2の円の中に入るようになり、広い範囲でマッチングが取れるようになりました。, 今回の製作では、アンテナアナライザがトラップの製作から完成したアンテナの特性をみるまで大活躍でした。こちらはトラップの共振周波数でのディップを見ているところ。大きな液晶が大変見やすいです。, またアナライザ本体に測定データを保存することが出来るので自宅に帰ってからPCにデータをダウンロードし詳しく調べることもできます。, 以下が完成版のアンテナ(1/4版)を13MHz~24MHzまでスイープした結果のスミスチャートです。真ん中の二つの円はSWR=1.5(内側)とSWR=2.0の円(外側)になります。, トラップがローディングコイルになる効果でアンテナ自体も多少コンパクトになったようです。基本的にトラップでエレメントを切っただけなので10m竿でフルに展開した時のフルサイズEFHWとの性能差は小さいと想像しています。ただし18MHz/21MHzでも常に14MHzのサイズのエレメントを展開するため、7m程度の短い竿ではエレメントを一部折り曲げたりすることで給電点が低くなり性能劣化が懸念されます。, 重量も若干増加しています。Bagworm-EFHW(右端)が190g、Glue-EFHW(左端) 170g、EFHWチューナ(中央)が170gですので、7-10MHz対応だと190+170=360gになります。これで7-21MHz出られるならまあ仕方のないところでしょうか。, 今後いつものようにWSPRを使ってフルサイズのEFHWとの性能差を検証してみたいとおもいます。, アナライザを使ってきちんとインピーダンスの計測をする場合はキャリブレーションが必須のようです。どのくらい違いがあるのか3mの同軸の先にRH770を付けて144MHz帯で調べてみました。, こちらは同軸の先=アンテナ直下にキャリブレーションキットを付けてキャリブレーションした場合。, 反射波(S11)を測っている場合、同軸の電気長で行って返ってくる分(6m * 0.67= 4.02m)の位相が回ってしまい、j=0となる点が判らなくなってしまいました。, 趣味の電子工作・移動運用・SOTA・プログラミングなどについて徒然と綴ります。(全てリンクフリー・承諾不要です), CentralAttackさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog »ã„ています。トリマーは60pのもので、100pのCを抱き合わせにしています。この仕様で20mと17mで整合が取れました。大変コンパlクトですので、移動運用には便利です。. | 通常efhwと言えばコイルとコンデンサのlcマッチで同調を取りますが、このアンテナはパッチンコアを1:49のトランスとしているだけです。コンデンサやバリコンが不要なので10w以上パワーを入れても問題なさそうです。 あぶさんの書かれた回路図がこちら 2016年12月から現在まで使用しているアンテナは端部給電のマルチバンドアンテナです。efhwsと呼んでいます。3.5mhzを基本波として、その半波長(約42m)のワイヤーの端部に、トロイダルコアを用いた広帯域のステップアップトランスを取り付けて、電圧給電します。 4:1インピーダンス変換トランスの巻き方については、詳細は割愛しますが、調べるとたくさん出てきます。巻き終わったトランスに220オームの抵抗を取り付けて、50オーム側のSWRをNano VNAで測定しました。7~30MHzの範囲で、ほぼ1.0で動きません。 IMP変換トランスはバランではないが、同一に考えている方をたまにお聞きする。 確かに、トランスの後に1:1バランをつければバランに成るが、損失が増えるだけと思う。 気休めにつけるのであれば、自作し、遊んでください。 efhw アンテナチューナー ① 文献をいろいろ見ると4.7kオームの抵抗でマッチングが取れるようにしているものをみかけました。 とりあえず、手持ちのT106-2に2次側として16回巻いて、バリコンと組み合わせて7-28メガまで共振することはを確認。 efhwの共振時の純抵抗が数kΩになるので、二次側に4.7kΩのダミーロードを付けてアナライザでトランスの特性をみてみました。 まず一次側のCを抜いて3.5-30MHzまでスイープした結果がこちら。