[CDATA[ She must be on her way now. must、have to、should はそれぞれ「義務」を表しますが、ニュアンスはどう違うのでしょうか。must、have to、should のコアイメージを元に、「あなたは英語を勉強しなければいけない」という例文でその違いを解説しました。, ※助動詞 must の持つイメージ・意味についての詳細は「助動詞 must のイメージと意味・用法まとめ」をご参照下さい。, ※ have to についての詳細は「must と have to の違い > have to のコアイメージ」をご参照下さい。, ※助動詞 should の持つイメージ・意味についての詳細は「助動詞 should のイメージと意味・用法まとめ」をご参照下さい。, 例文:You must study English.(あなたは英語を勉強しなければいけない), 話し手が「英語を勉強することが非常に重要で、そうしなければいけない」と思って、伝えているニュアンスになります。, mustが表す「義務」は話し手自身の気持ちから発生しており、ごく主観的な物言いになります。また選択の余地もなく、そうするしかないというニュアンスも含みます。, この例文が使われる状況として考えられるのは、親が子どもに無理やりにでも英語を勉強させようとして述べるセリフのようなイメージです。, 例文:You have to study English.(あなたは英語を勉強しなければいけない), 状況的に「英語を勉強する必要があり、そうしなければいけない」ということを伝えているニュアンスになります。, have toが表す「義務」は客観的な状況から発生しています。ただし、mustと同じく選択の余地はなく、そうするしかないというニュアンスは含みます。, この例文が使われる状況として考えられるのは、留学先で語学学校の先生が生徒に向かって述べるセリフのようなイメージです。, 例文:You should study English.(あなたは英語を勉強するべきだ), 話し手が「普通に考えれば、英語を勉強するべきだよね」と思って、伝えているニュアンスになります。, shouldは話し手の意見やアドバイスを表します。これまでの経験からそうしたほうがいいと思っていますが、絶対にそうしなければいけないとは思っていません。, この例文が使われる状況として考えられるのは、就職活動を意識した大学生が友だちと交わすセリフのようなイメージです。, 助動詞に関する記事を一冊の電子書籍『英文法イメージリンク【助動詞】』にまとめました。公開記事との違いは次の通りです。, また電子書籍なので、キーワードで横断的に検索することができます。リファレンス用などとしてぜひご活用ください。, 1980年生まれ。徳島県出身。東京大学理学部数学科卒。中学高校時代から同級生に「先生よりもわかりやすい」とよく言われていました。2012年から英語と日本語の研究をしています。TOEIC 835点(2014年3月受験)。専門は認知言語学。このサイトと著者についての詳細はこちら。, must、have to、shouldについて、コアなイメージを説明しながら使い方や例文を解説されていたので、非常に分かりやすかったです。mustとhave toの場合、聞き手に選択の余地がない状況になってしまうということは初めて知りました。, mustとhave toの違いを中学生に説明する状況にあったと考え、今回のような説明で彼らがすべて理解できるかというと、ちょっと難しいところがあると思います。私のような年齢になれば、なるほどという感じでしょうが。shouldについてはすっきりわかりました。, must, have to, shouldの違いを改めて確認できました。普通の会話では元々mustはほとんど使ってなかったので(相手に誤解を与えそうで)、今後もそうしようと思いました。また、shouldも余り知らない人に使うのは気をつけた方がよい感じがしました。, “must”、”have to”、”should”の「義務」をここまで比較したことはなかったので、勉強になりました。3単語のそれぞれのニュアンスや例文、解説が書いてあるので大変参考になりました。その中でも、イメージの説明は大変理解しやすかったです。, mustとhave toの違いは以前の記事で詳しく解説されていたと思うのですが、更にshouldも加えて違いを端的に説明されていてとても分かりやすかったです。自分の意思なのかどうか、義務なのかどうかがはっきり分かるようになっていて、大変勉強になりました。, わかりやすかったです。といっても、ニュアンスで何となくふわっと理解した感じです。旅行ではhave toを使い、mustは永住する人向けのような感じでしょうか。should は相変わらず難しいですね。should は議論に使う単語のような印象を持ちました。, mustとhave toとshouldの使い分けは今まであまり意識せずに使っていましたが、細かいニュアンスの違いがあるんですね。日本語にしてしまうと同じ意味になってしまいますが、英語にすると全く違った印象を与えてしまうので、使うときには気を付けないといけないなと思いました。, mustとhave toは義務感が強く、普段の会話では意外に使われることが少ないのかなと感じましたが、とても勉強になりました。押し付け感が少し和らいで選択の余地を残した should が、日常会話には適しているのかなと思いました。, mustが話し手自身の気持ちから、have toが客観的な状況からというのは普段意識していなかったので、例文と合わせて説明を読んで「なるほど!」と感じた。, 似ている表現ですが、分かりやすく解説されていました。私は英語が得意でしたが、must、have to 、shouldの違いについてしっかりと説明することはできませんでした。しかし、この記事を読んだことで理解できました。もっと早くこの記事に出会いたかったです。, あの有名なTrick or Treatの日本語訳は意訳だった! //
You must see her again. 英語の助動詞「must」「have to」「should」は、どれも「~しなければならない」という《義務》の意味を示す助動詞です。意味や用法の違いは曖昧になりがちですが、たとえば「強制の強さの度合い」などに違いが見出せます。, ニュアンスの程度の違いを正しく把握できれば、文脈に応じて must、have to、should、あるいはその他の助動詞のうち、どの助動詞を用いるべきか、判断しやすくなります。, 助動詞が相手に《強いる》程度を段階別に並べるとすれば、おおむね must > have to > should の順になるといえるでしょう。, 英語の助動詞 must は「~しなければならない」と訳される助動詞表現のうち最も強いるニュアンスを伴う助動詞といえます。, must を伴って示される内容は、端的にいえば「逆えない」「背くことが念頭に置かれていない」ような《命令》です。, must が示す「強いる度合い」は強烈です。人に向かって何事か指示する場面では、往々にして、日本語訳した訳文から感じられるニュアンスよりもはるかに強烈な「強制感」が出がちです。, たとえば You must study English.