耳管という言葉はあまり聞き慣れない言葉かもしれません。 耳管というのは、耳と鼻をつなぐトンネルを言います。耳管は、ふだんは閉じているのですが、あくびをしたり唾を飲んだときに開いて、耳の中の気圧を調節しています。 高い山に登った時に耳の中がツーンとすることがあります。 近年患者数が増えつつある耳管開放症ですが、万が一発症してしまったとしたら、どう対処すれば良いのでしょうか? 耳管開放症に対するセルフ治療とは?本来であれば手術などの様々な治療方法があるのですが、自分で出来る治療法と限定するならば以下のようなことが挙げられます。 静岡県富士宮市宮町8−7 身延線富士宮駅から徒歩10分 [地図へ] Tel: 076-272-8415

耳管開放症は、この耳管が開きっぱなしの状態で、空気が通り過ぎて音が反響するのではないかと考えられています。まだ確立された根拠は少なく、あくまでも仮説の領域です。 メニエール病 内耳のリンパ水腫によって、回転性の酷いめまいが起こる症状。 石川県金沢市伏見台1-8-20 耳管開放症は完治するのか? ここではその辺りの疑問にお答えしていきたいと思います。 最近では耳にトラブルを抱える方が増えてきているといわれています。 定休日:木曜/日曜/祝日 Laryngoscope. ただし、健康上の個人的な相談は受け付けませんので、ご遠慮ください。, 耳管(じかん)の病気|対応分野・医療機器のご紹介|耳鼻咽喉科|診療科のご案内|外来診療を受ける方へ|真生会富山病院(富山県射水市), 合併症は、滲出性中耳炎 5例(17.2%)、鼓膜穿孔 4例(13.8%)、耳鳴によりプラグを抜去 1例であり、重篤な合併症は認められなかった。. ちょうど今から一年前。肺炎になって(重症では無いです)、それから副鼻腔炎っぽくなってからの、急な中耳炎の発症が起きてしまい、かなり苦しんだ時期でした。それに加えて「耳管開放症」と言う不快感極まりない症状も出てしまい、心底落ち込んでた時期でもありました。整体院に来られた方にも、咳は出るわ、鼻は詰まってるし、耳が痛くてって状態だったのでかなり心配をおかけしました。ブログでも日々の進行具合を書いてましたが、なかなか良くならずにイヤになってしまい、ブログに綴るのをやめてしまいました。でも今は、耳管開放症の症状はかなり治り、完治が100だとしたら、今は90程にまで改善しました。僕の場合は、左耳の耳管開放症だったのですが、両方とも耳管が開いてしまう方もいらっしゃるようです。片耳だけでもつらいのに、両方の症状の辛さは想像するだけでとてつもないツラさだと思います。あの不快感はなったひとじゃ無いと絶対に分からない…。この1年間でやってきた事をここで書いていこうと思います。しかし、耳管開放症の方全員がこれで治るわけではないと思いますが、あくまで僕の改善したケースになります。でも少しでも参考になれば嬉しいし、同じように改善する方がいらっしゃったら嬉しいです。, 耳管開放症ってあまり聞き慣れない症状です。どんな症状かを説明すると、耳と鼻をつないでる管があってそれを耳管と言います。普段はその管、開く事はたまにありますが、だいたい閉じている状態が正常です。しかし開放症はこれが開きっぱなしになる時間が長くなったり、急に大きく開いてしばらくしたら閉じると言うのもあります。耳管が開くと、まず鼻や口で「呼吸する音」が全部耳にダイレクトに聞こえます。耳管が開いているので、外の空気を伝って聞こえる訳ではなく、中で直接聴こえます。なので常に「ゴー」や「スーハー」がデカい音で聴こえます。そして不快感マックスなのが、自分の声が口の中から耳にダイレクトに飛ぶのです。デカい声を出せません。ものすごく声が響くので喋りたくなくなります。耳管開放症で引きこもりが起きてしまうのもよーく分かります。口の中に音の出ているイヤホンを突っ込むと、口の中から音楽が聴こえてきます。口を大きく開くと口が耳の役割のように音をいっぱい拾って耳に届けてくれます。ものすごい音なんです、これが。不快感極まりないのですが、仰向けに寝ると耳管が閉じるので楽になります。しかし、立ち上がると再び耳管が開放されるのです。あの歌手の中島美嘉もこの症状(しかも両耳)になり、歌手活動をやめていた時期がありました。どうやって治したのかは謎です。簡単に、と言いつつ、耳管開放症の症状はどんどん書いてしまうので長くなってしまいました。ここから治した方法を書いていきます。しかし、はじめにも書きましたが、ここに書くのはあくまでも僕の改善したケースなので、それをご了承くださって読んでくださいませ。, 僕はいろいろ耳管開放症を調べて「上咽頭の炎症」がこの耳管に悪影響を及ぼす事を本で学びました。その本は【謎の「耳づまり病」を自分で治す本】です。, この本に書かれているのは、実際にこの本を書かれた著者の医師も耳管開放症になっていたので、そのツラさがよく理解できるところは共感ができていました。そして、耳管開放症を改善に導いている治療を行っています。その治療は、まず上咽頭の炎症を取ることとされています。慢性的な上咽頭の炎症は、耳管開放症と密接な関係にあるようです。耳管開放症について調べられてる方はご存知かも知れませんが、ETA:イート(上咽頭擦過治療:じょういんとうさっかちりょう)と呼ばれる治療法があって、Bスポット治療とも呼ばれているものです。のどちんこの奥のさらに上部が上咽頭と呼ばれるところで、口の中を目で見ても見えないところです。ここを塩化亜鉛のついた綿棒でこすります。炎症を抑える治療法です。上咽頭は、免疫器官になっていて、風邪を引くとここが急性的に炎症を起こします。さらに慢性的に炎症があると体調に様々な影響をもたらします。その影響は、肩こりや首こり、頭痛が起こります。自律神経が乱れ、不安やイライラ、めまい、耳鳴り、倦怠感、胃腸障害など多くの症状が出てきます。サイトカインと呼ばれる炎症物質が全身をまわり、腎臓、関節、皮膚に炎症が引き起こされます。耳管開放症は、この中でも自律神経の乱れが生じているとのことです。耳管開放症の患者さんのほとんどにこの上咽頭の炎症が生じているそうです。実際に僕も耳鼻科でカメラを突っ込んで、映像や画像で確認させてもらいましたが「中程度の炎症」がありました。その耳鼻科の先生に炎症がひどい人の画像も見せてもらいましたが、もうボッコボコに腫れ上がってて、これはツラそうだなと思いました。上咽頭の慢性炎症は、筋肉の機能低下ももたらします。耳管開放症の人は、自分の声が大きく響いて大きな声を出せませんが、さらに声帯の筋肉も弱ってしまい、声がさらに小さくなるそうです。こういう変化も起きてしまうのです、慢性上咽頭炎は。ですので、僕はこの上咽頭のETA療法を行ないました。まず2ヶ月間は2週間に3回ぐらいのペースで行ない、それからは1週間に1回のペースでETAを行なっていきました。同時に鼻うがいもできるだけ毎日行ないました。鼻うがいも上咽頭炎の洗浄には効果的だと書かれていました。鼻うがいの効果は、この耳管開放症以外でも、副鼻腔炎などにも良いとされているし、ずっと継続して行えば、花粉症の症状も軽減するし、鼻うがいをするとすごく頭もスッキリするので、やっていた時期はあったのですが、症状がない時はサボりがちだったので、できるだけ毎日継続して行ないました。副鼻腔炎がある時に鼻うがいをすると、鼻の奥に溜まっていた膿みも一気に流れ出るのですごく気持ちが良かったです。蓄膿の方にもぜひやってもらいたいです。ほんとスッキリします。副鼻腔炎がまず解消されましたが、それでも頑張って鼻うがいを継続して行なっています。現在でも行なっています。整体院に来てくださる方で、鼻の調子が悪い方に鼻うがいをおすすめしたら、劇的に症状が良くなってもう鼻うがいをやめられないとおっしゃっていました。僕の場合、鼻うがいは一回につき、1リットルの生理食塩水で行ないます。片方の鼻で500mlですね。一回で2リットル行なう方法も良いようです。多いと思われますが、痛くないし、本当にスッキリします。終わった後はしっかりと鼻の奥に入り込んだ水を出さないと、下を向いた時にドバッと出てきちゃいます。このように上咽頭の消炎と洗浄を行ない、4ヶ月過ぎた頃には、耳管開放症の症状はかなり改善してきました。あくびとか口を大きく開いた時などは、耳管が開いたりしていましたが、それ以外はほとんど閉じてきたので、かなり楽になったのを覚えています。EAT療法は、ネットなどで調べるとその治療を行なっている耳鼻科は限定されています。ですので、近くにそんな耳鼻科がないと思われると思いますが、意外と情報が少なくて、耳鼻科に直接聞くとやっているところはあります。ホームページなどに情報がなくても、昔から行われている治療法なので、やっている場合がありますので、諦めないで探して欲しいと思います。最近ではこの上咽頭の炎症は注目されてきたので、取り入れている耳鼻科も増えてきているのじゃないかなと思います。, 耳管開放症で処方される有名な漢方薬は「加味帰脾湯(カミキヒトウ)」です。なんとすぐ近くにある金沢市立病院にいた先生がこの加味帰脾湯が耳管開放症に有効なのを見つけたのは有名な話。この加味帰脾湯で改善された方もいるようですが、効果がなかったという声も良く聞きました。僕も最初はこの加味帰脾湯を服用しました。効果のほどはあまり体感が感じられなかったのが本音です。ここで紹介した本によると「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」という漢方薬も耳管開放症に効果的だと書いてありました。桂枝茯苓丸は身体の冷え、東洋医学で言う「瘀血(おけつ)」の状態に改善効果をもたらしてくれる漢方とのことでした。この桂枝茯苓丸と先ほどの加味帰脾湯と併用して服用すると改善したケースもあったそうなので、僕も耳鼻科の先生にお願いして、この2つを併用して飲みました。この漢方だけで効果があったかどうかは正直分かりませんし、漢方の効き目は体感しにくいのでなんとも言い難いのが本音ではあります。でも今は改善しているので、結果良かったと思っています。, 耳管開放がひどい時には、鍼灸治療も行ないました。自分で腕や足にお灸をしたり、実際に鍼灸治療を受けました。YouTubeではここに鍼を打てば一発で治る!みたいな動画もありましたが、そこにも鍼を打ってもらいましたが、一発ではなかったですね。笑僕の周りのいろいろな鍼灸師の方に聞いて、耳管開放症の治療をした方はゼロでした。やっぱり珍しい症状なんだなと思いました。実際に僕が行った鍼灸師さんも「その治療はしたことがない」と言われていましたが、いろいろと耳管開放症について調べてくれ、鍼灸からのアプローチ方法を試してくれました。これはありがたかったですね、その治療した事ないからできないと言われるかな?と思いましたが、鍼灸師の方も勉強になったと感謝されてしまいました。でもありがたかったですね。鍼灸治療は、受けた後は少し楽にはなっていましたが、しばらくするとまた症状が出てしまう結果でした。でも決して悪くはなく、効果は実感できました。自律神経やちょっと複雑な要素を含んでいるこの耳管開放症は、そんなすぐには解決できないというところがあると思います。でも自分に合う治療法、なんか良いと感じる方法は積極的に取り入れていくべきかなと思いました。鍼も筋肉の機能を高めてくれます。ツボにも作用してすぐには効果を感じなくても、じわじわ効いてくる治療でもあります。, これこそあまり良くなったという体感ははっきりと感じられませんでしたが、いろいろ調べて、効果のありそうなサプリは試して見ました。そのサプリメントは、MSMとコラーゲンです。これを併用して飲みました。実際にこれを飲んで楽になった人がいるのだから試してみたくなります。このMSMとコラーゲンがどのように耳管開放症に効果があるのか、なんのエビデンスもありません。たぶん。でもコラーゲンに関してですが、僕はダイエットすると顔が異常に痩せてしまいます。お腹にお肉がまだあるのに、顔がすごく痩せてしまって病人に見られてしまうほど顔が痩せてしまいます。全然元気ですが。ちょうど免許更新で、新しい自分の顔写真の免許証を見て、痩せ細った顔を見て自分でも体調悪そうに見えるなと思えるほどです。これだけ顔が細くなるのだから、耳管周りの脂肪もかなり減ってるんじゃないかな?と考えました。完全に僕の憶測だけですが。簡単に考えて、コラーゲンで耳管まわりの何かが分厚くなれば、耳管も閉じやすいんじゃないかと考えました。で、プラセボ効果でもあればイイなと思いながらコラーゲンを飲んでました。結果は、実際に上記の治療も同時にやっていたので分かりませんが、耳管開放症は改善されています。良かったのかははっきりとは分からないのです。でも試してみてもイイかも知れません。, 耳管開放症で検索しても、病院のサイトばかりが上位表示されて、こうやって個人が書いているブログにたどり着くのが困難になっていると思います。病院のサイトではありきたりな事しか記載がないし、そういう事が知りたいんじゃないとか思って、調べることに大きな時間を割いてました。とってもツライ耳管開放症が治った、改善した人のブログって酷かった当時は、ほぼ無かった記憶です。あっても詳細には記してくれてない。または闘病中で奮闘している方もたくさんいらっしゃるなという印象です。最初から何度も書いてますが、あくまでも僕の個人的に改善した例であって、これが万全ではないかも知れません。しかし、上咽頭の炎症が耳管開放症に導いている事は勉強になりましたし、整体院に来られる方や、このサイトを訪れる方には困っていたら教えてあげたいです。僕はこうやって良くなりました、と。最初中耳炎で診てくれていた耳鼻科では、耳管開放症の事はきっと良く分からない雰囲気でした。なかなか改善しなかった中耳炎を治すために、今度は耳管を開く処置をします。と言われた時に、耳鼻科を変えました。EAT療法を行なっている耳鼻科に。そこでの先生の診察で「耳管開放症に至っているのはこの上咽頭の炎症がルーツでしょう」と言われました。もうその言葉だけでも少し安心するんですよね。何が悪さを起こしているのかが分かるだけで安心してしまうんです。整体院でもそうです。肩の痛みは実は肩が原因ではなく、ここにあるんです。とお伝えすると、フッと筋肉が緩んできちゃう事って結構あるんです。精神的な影響ってほんと大きいですね。EAT療法は、炎症がひどいと激痛のようです。中等度の炎症の僕でも擦過するとその日はずっとしみて痛いんです。つらい症状でやめちゃう方もいるようです。でも鼻うがいだとしみません。鼻うがいは中耳炎に気を付けるだけですごく効果のあるものだと実感しています。上咽頭の消炎のためにもなるし、免疫を高めることにもなるし、頭もスッキリするしおすすめです。そういえば後鼻漏も良くなりました。怖いのは最初だけです。症状がある方はもちろんですが、何も困っていない方も、上咽頭の炎症がいろいろと悪さを引き起こしてしまうということを、頭の片隅で覚えておくとイイと思います。少しでも参考になれば嬉しく思います。, 「筋肉」の大切さを考え、効果の高いスポーツ整体でカラダメンテナンスを提供します。身体の事でわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。, 〒921-8177

時間:10:00 - 19:00

★で始まるブログは一部医療従事者向けの内容を含みます。詳しくは「このサイトについて」をごらんください。, 耳管というのは、耳と鼻をつなぐトンネルを言います。耳管は、ふだんは閉じているのですが、あくびをしたり唾を飲んだときに開いて、耳の中の気圧を調節しています。, 高い山に登った時に耳の中がツーンとすることがあります。その時に、あくびをしたり唾を飲むと、耳管が開いて、ツーンとしなくなる経験をしたことがあるかもしれません。, 大きく分けると、耳管が狭くなる耳管狭窄症と、耳管が開きっぱなしになる耳管開放症の2つがあります。, 詳しい解説は、私の勤務する病院のホームページに書かれてありますので、ぜひご参照ください。, 耳管(じかん)の病気 耳管とは 耳と鼻をつなぐ管を耳管と言います。耳管は耳の気圧を調節する働きがあり、高い山に登った時などの耳のふさがりが、あくびをしたり、つばを飲み込むと治るのは、耳管が開いて、空気を出し入れするからです。 耳管は通常、閉じており、あくびやつばを飲み込んだ時に開くのですが、それらの動作をしても開かない状態を耳管狭窄症、常に開いた状態を耳管開放症と言います。 耳管狭窄症について, ・自分の声や呼吸音が耳に響く。・耳がふさがったような感じがする。・ベッドに横になったり、頭を下げると症状が消える。・鼓膜が呼吸と一緒に動く。, 経験したことがない人は、あまりたいしたことのない症状のように思うかもしれません。しかし、ずっと耳栓をして生活することを想像してみてください。 ずっと自分の声が響いていたり、耳がふさがった状態が続いていると、大変なストレスになり、患者さんは耳鼻咽喉科を受診されます。, 耳管開放症は、急に体重が減ったり、ホルモンバランスの異常があったりすると起きると言われており、生活改善や内服などで良くなることも多いですが、中には、なかなか症状が改善しない方があります。, なかなか治らない場合には、開きっぱなしの耳管にシリコン製のピン(耳管ピン)を入れる方法があります。, 耳管開放症に耳管ピンを入れるほど難治性の患者さんはそんなに多くないので、30名程度の少人数のデータですが、耳管ピン挿入で8割の患者で症状が改善したことが示されています。, もし、耳がふさがった感じがする、自分の声が響くという症状がありましたら、耳鼻咽喉科を受診してみてください。, 今回参考にした論文は、Ikeda R, et al. Copyright © 金沢市 スポーツ整体でパフォーマンスUP あかり整体院 All Rights Reserved. 耳とのどをつないでいる管を耳管といい、通常は閉じていますが、耳管が開いた状態のままになってしまう病気を耳管開放症といいます。 主な症状として、自分の声や呼吸音が耳や頭に響いてしまう(自声強聴)、めまい・耳鳴り、耳の閉塞感、聴力低下などがあります。

休診日のご案内 誠に勝手ながら平成31年2月1日(金)は学会に伴い、耳鼻科の外来診療は休診となります。ご了承ください。日曜日、水曜日、祝日、学会開催期間(日本耳鼻咽喉科学会、日本アレルギー学会、日本鼻科学会)、年末年始、夏季休暇, 休診日のご案内 誠に勝手ながら平成31年2月1日(金)は学会に伴い、耳鼻科の外来診療は休診となります。, 誠に勝手ながら平成31年2月1日(金)は学会に伴い、耳鼻科の外来診療は休診となります。. 2年以上耳管開放症を患ってきて悪化するタイミングについてかなり分かってきました。 今回は耳管開放症を悪化させる行動について紹介します。 ただし、あくまで僕個人の見解なので全ての耳管開放症の方に当てはまるわけではないのでご了承下さい。 耳管は、中耳とのどの奥をつないでいて、中耳内の内圧を調整する大事な器官です。 耳管に異常があると、耳が詰まった感じが続いたり、自分の声が大きく聞こえたりするなど不快な症状が起こります 。 耳管ののど側の出口を「耳管咽頭口」といい、あくびをしたり物を飲み込む時に開きます。, 耳管開放症はストレスが原因になっている場合が多く、男性では正常人と比較して、頭痛、手足の冷え、立ちくらみなどの末梢循環の障害があり、気力や神経質などの精神面の障害がある方に多いようです。女性では正常人と比較して、寝付き、眠りの深さなどの睡眠障害があり、顔色や立ちくらみなどの末梢循環障害があり、疲労感や神経質などの精神面の障害がある方に多いようです。また、顎の関節が痛む「顎関節症」の方に多いです。, 治療は大きく分けて保存的治療と外科的治療になりますが、いずれにせよ決定的に優れた方法はありません。軽度のものは自然の経過で良くなることもあります。耳管の鼻側の開口部(耳管咽頭口)に注射をして膨れさせ開口部を狭くする方法や、薬を噴霧して耳管に炎症を起こさせて粘膜腫脹により耳管を狭くするといった方法も試されています。, 耳鼻咽喉科