避けられない高額部品・・・ すぐに不具合がでてしまいます。, ※エアコンガスを冷却するラジエターのような形状の コンデンサーまで交換する事態となるともう大変・・・!, 純正品より安価な社外品のコンプレッサーでも ベロフ「プレシャス・レイZ」なら1万円でLEDヘッドライトに交換!梅本まどかがやってみた!! 価格:285万円, この記事を読んだ人が他に読んだ記事試乗記ニュース画像・写真モーターショー自動車ヒストリー特集エッセイクルマ生活Q&AFrom Our StaffデイリーコラムCarScope谷口信輝の新車試乗水野和敏的視点池沢早人師の恋するニューモデル思考するドライバー山野哲也の“目”webCGプレミアム記事一覧日刊!名車列伝動画ギャラリープレゼント, トヨタレクサススバルマツダスズキダイハツホンダ日産三菱ポルシェメルセデス・ベンツアウディBMWMINIフォルクスワーゲンボルボルノープジョージャガーアルファ・ロメオフェラーリ, 成長を続けるコンパクトSUV市場において、高い評価を得ている「プジョー2008」。フランスのメーカーが造るとクロスオーバーはどんなクルマになるか? デザインや走り、ユーティリティーなど、さまざまな切り口からその魅力を紹介する。, 欧州で2013年の春に発売された「プジョー2008」。今回試乗したマイナーチェンジモデルは、2016年のジュネーブショーでお披露目され、同年9月に日本に導入された。, マイナーチェンジで一新されたフロントマスク。ブラックのフロントグリルが新グレード「GTライン」の特徴である。, センターコンソールに配置されたレバー式のシフトセレクター。マイナーチェンジにより、エンジンとトランスミッションは特別仕様車「2008クロスシティ」と同じ1.2リッター直噴ターボとトルコン式6段ATの組み合わせとなった。, 「2008」のボディーサイズは4160×1740×1570mm、最小回転半径は5.5mとなっている。, シートはファブリックとテップレザー(合成皮革)のコンビタイプ。黒い表皮に赤いステッチの組み合わせが目を引く。, リアシートは6:4の分割可倒式。肩口のレバーでロックを外し、ワンアクションで背もたれを倒すことができる。, 「2008」には約5~30km/hの車速域で作動する自動緊急ブレーキシステム「アクティブシティブレーキ」が標準装備される。, 今回試乗した「2008 GTライン」のインテリア。各部に施された赤いアクセントや、アルミペダルなどが「アリュール」との違いとなっている。, 「i-Cockpit」とは、小径ステアリングホイールの上からメーターを視認するインターフェイスのレイアウトを貴重とした、インストゥルメントパネルまわりのデザインのこと。必要な情報を素早くドライバーに伝えるとともに、直感的な操作を可能にしているという。, 「2008」に搭載される1.2リッター直3直噴ターボエンジン。1.2tの車体をスポーティーに走らせるパワーと、17.3km/リッター(JC08モード)という燃費を両立している。, センターコンソールに備わる、ダイヤル式の「グリップコントロール」のコントローラー。イラスト付きで、ひと目で適切な走行モードを選ぶことができる。, ラフロードでも安定した走りを見せる「2008 GTライン」。なお「グリップコントロール」が装備されるのは「GTライン」のみで、「アリュール」には備わらない。, 駆動方式はFFだが、前後オーバーハングの短さや高められた車高により、多少の悪路もゆとりを持って走破できる。, 「2008 GTライン」に装備されるオールシーズンタイヤの「グッドイヤー・ベクター4シーズンズ」。サマータイヤに遜色のないドライ性能、ウエット性能と、多少の雪であれば走破できる雪上性能を併せ持つ。, SUVといえども、ほとんどのユーザーにとってはデイリーユースで走る道はオンロードである。燃費性能をかんがみると、必ずしも四輪駆動がベストな駆動方式とはいえない。, ディテールに見る凝ったデザインも「2008」の魅力。写真はライオンのツメを思わせる3連灯のLEDリアコンビランプ。, 「2008 GTライン」に用意されるボディーカラーは全5色。テスト車には「ビアンカ・ホワイト」が用いられていた。. プジョー 2008の愛車紹介なら「みんカラ」!2008オーナーによる愛車紹介や愛車に関する情報が満載!2008の愛車情報なら日本最大級のクルマ情報サイト「みんカラ」! (5ページ目) エンジン:1.2リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ プジョー 2008 新型この夏、伝統の小型ハッチバック『208』を上陸させ、注目を集めるプジョー。208には今どきの常としてリフトアップ版の派生ボディ、つまりSUVクロスオーバーが控えているが、それが2世代目となる『2008』だ。, いわばトヨタ『ヤリス』&『ヤリスクロス』やホンダ『フィット』&『ヴェゼル』、あるいはVWでいう『ポロ』&『Tクロス』のようなコンパクト陣営のツートップである。フランス本国の市場では、常勝ルノー『クリオ(日本名ルーテシア)』&『キャプチャー』を何度も王座から引きずり降ろすほど大人気を呼んでいる。というのも、2008は単なるBセグSUVクロスオーバーではない。ヒントは絶妙のサイズ感とポジションニングにある。, まず本国発表値では全長4300mmと、4200mmを超えることはなかったBセグSUVの平均値から見れば、かなり長い。対して全幅は1770mmとわりと標準的。2650mmというホイールベースは、同じPSAのCMPプラットフォームに基づく『DS 3 クロスバック』の2558mmと比べて+92mmと、これまた長さが際立つ。, プジョー 2008 新型よって後席の足元スペースも広ければ、5名乗車時でも434リットルという荷室容量を確保している。じつはこれ、『308ハッチバック』を上回るほどの荷室容量で、バカンス時の満積載というフランス人の標準的な使い倒し術を鑑みれば、上位モデルに対する明かな下克上だ。, おそらくDS 3クロスバックはアウディ『A2』に対抗して寄せていったが、4300×1770×1550mm+434リットルのプジョー2008は、フィジカル的にはほんの少しだけ大きい4355×1800×1555mm+468リットルのBMW『2シリーズ アクティブツアラー』を仮装敵にしているようだ。ICE以外の電化モデルとして、2008はEVを選べるが、後者は225xeというPHEVのみ。つまり2008は、プレミアムに食ってかかるBセグSUVの異端児でもあるのだ。, プジョー 2008 新型まず目のいくフロントフェイスは、マトリックス照射機能を備えた三つ爪のLEDヘッドライトを備え、立て気味のグリルと高いボンネットに特徴づけられる。208に準じる新世代プジョーの顔つきだ。『508』にも通じるキバ状の日中走行灯は、ややエグ味を感じさせるポイントかもしれない。, が、今やフランス車が個性的なデザインだといっても、国産車のハイト系や某セレクションのやんちゃぶりに比べたら、随分と控えめで大人しいというか、どこ見た口でそう言うの!? 大きな損をする可能性があります。. 車重:1230kg 異常高圧になってコンプレッサーが 不具合が出て修理となれば数十万コース覚悟ですので!, あなたも今回の車検を機に ホイールベース:2540mm フランスの自動車ブランド・Peugeot(プジョー)の日本公式ウェブサイトです。 モデルラインアップをはじめ、最新ニュースや購入サポート、アフターサービス、認定中古車などの情報をお届けいたします。 車両本体価格 265 万円. 駆動方式:FF

立ち往生に見舞われるリスクある, 安価な社外品で交換しても 初代RAV4-2代目プリウス→ラクティス→プジョー2008 と初外車です!! … 2008 2014年モデル crosscity. !【新車】, ケンウッドから360°鮮明な映像が記録できる高性能ドライブレコーダー「DRV-CW560」が新たに登場, 話題沸騰!! 【プジョー 2008 海外試乗】bセグ離れした落ち着きと豪快さ、その走りにキュンと来る…南陽一浩. 車両本体価格 265 万円. 新ハンターカブ・進化の歴史とその魅力【ホンダ CT125ハンターカブ・概要編】, 2ストロークの排気系とは?エキスパンションチャンバーで燃焼ガスを吸い出す【バイク用語辞典:排気系編】. プジョー2008 車検の注意点. 損をしかねない注意点があります。, あなたは自分のプジョー2008に パイオニア カロッツェリアの「タブレットAVシステム」が超便利だった!. タイヤ:(前)205/50R17 89V/(後)205/50R17 89V(グッドイヤー・ベクター4シーズンズ) ALL RIGHTS RESERVED. 高額修理が避けることができない 日産 キックスやトヨタ ヤリスクロスなど新型車で賑わうコンパクトSUVカテゴリーに、フランスのプジョーが力作を投入! 新型「SUV 2008」はヤリスクロスなど国産SUVの強力ライバルになるのか。, プジョー「SUV 2008」は、コンパクトクロスオーバーモデルとして2014年2月に、初代がデビュー。欧州Bセグメントコンパクトカー「208」のクロスオーバーモデルという位置づけで、共有性の高いデザインとサイズ、機能などが与えられた。, ただ、この頃、迷走感のあったプジョー・シトロエンの日本でのパワートレイン戦略が仇となり、ちょっと出鼻を挫かれたことは否めないが、2016年よりパワフルな1.2Lターボエンジンと6速ATの組み合わせとなり、戦闘力がアップ。ようやく選びやすいモデルとなった。, 【画像ギャラリー】本文未掲載写真も! 国産SUVの前に立ちはだかるコンパクトSUV界の黒船「新型プジョー2008」, 2020年9月16日に発表された「SUV 2008」は、第2世代となるモデル。プジョー208と同じBセグメントモデルであることは同等だが、より差別化が図られているのが大きな特徴だ。, 外観のスタイリングは、新型208同様に若々しさを強調。かぎ爪アクセントが印象的なフロントマスクを採用するが、フォルム自体は、208よりもCセグメントのクロスオーバーSUV「SUV3008」の色が濃い。, 実際にボディサイズも先代よりも一回り以上拡大されている。新型同士の比較でも、新型208に対して、全長で+210mmの4305mm、全幅で+25mmの1770mm、全高+105mmの1550mmとし、ホイールベースも+70mmの2610mmとする完全専用設計へと切り替えられているのが、重要なポイントだ。, 特に全高は、立体駐車場にも対応可能な高さとしながらも、最低地上高を現行2008比の+55mmとなる205mmを確保するなど、市街地からアウトドアシーンまで使いやすいディメンジョンに拘っている。, 一方、インテリアデザインは、最新世代の208と共通性のもので、ダッシュボードデザインには、プジョー最新のコクピット「3D i-Cookpit」が広がる。小径ステアリングとデジタルメーターを組み合わせが特徴的で、かなりモダンな印象を受ける。ステアリングが、スポーティに映るが、街中での取り回しを高めるのが美点だ。, シートデザインは208と共通だが、サイズの違いは後席とラゲッジルームの広さに表れており、通常で434L、リヤシートを倒せば、最大で1467Lまで拡大可能となる。これは新型208だけでなく、現行型2008と比較しても、かなり大きい。この辺は、ファミリー層を意識した作りのようだ。, パワーユニットは、1.2L直列3気筒DOHCターボと8速ATの組み合わせが基本となる。最高出力130ps、最大トルク230Nmを発揮。燃費は、17.1km/L(WLTCモード)と実用的なスペックを備える。, そして、新型では、新たにEV「e-2008」も用意される。これが他のBセグメントとの最大の違いだろう。さらにガソリン車とEV車のいずれも好みで選択できるように、装備やトリムレベルは同様のものが用意される。, EV「e-2008」のスペックを簡単に紹介すると、パワートレインは、最高出力100kW(136ps)、最大トルク260Nmの駆動モーターと50kWhのリチウムイオン電池の組み合わせにより、385kmの航続距離を確保(JC08モード)する。, 充電には、200Vの普通充電とCHAdeMO(チャデモ)式急速充電に対応。普通充電では、標準の3kWタイプで、満充電まで約18時間、オプションとなる設置型の6kWタイプで約9時間となるが、50km分ならば、3kWでも約4時間、6kWなら約2時間でOKだ。, 先進の運転支援機能は、プジョー最新レベルを全車に採用。衝突被害軽減ブレーキ、ACC、車線維持操舵支援、標識式認識機能、ソナーセンサーとバックカメラなどが全車標準化。上級車「GTライン」はフル装備となり、ブラインドスポットモニターやオートハイビームも加えられる。, グレード構成は、スポーティな上級車「GTライン」と充実装備のコンフォートモデル「アリュール」の2タイプ。, 同グレード同士でも、ガソリン車とEVでは130万円差が生じるが、エコカー減税、エコカー補助金など政府のサポートに加え、低金利ローンや専用メンテナンスパックなどを用意することで、一定の条件下なら、月々の維持費がガソリン車とEVで同等レベルまで圧縮し、好みに合わせた選択ができるように取り組むというから、その点にも注目が集まる。, 一時は、輸入車の独壇場ともいえたBセグコンパクトSUVだが、その最大のネックは、価格だ。やはりBセグハッチと比較すると割高。ただ、輸入車エントリーとしてのニーズは高かった。, しかし、昨今、国産コンパクトSUVが続々と参入したことで状況は一変。「SUV 2008」自身も価格帯が上昇し、サイズ的にもCセグメントに近くなったことで、国産ライバルに周囲を固められる。, 輸入車のライバルだと価格と鮮度で見ると、Bセグの「VW T-CROSS」と同門の「シトロエンC3エアクロス」が最有力だろう。, 輸入コンパクトSUVが欲しい人には、「SUV 2008」は魅力的な選択と言えそうだ。一方、国産では手頃なSUVが選び放題。, ただ、キャラクターでは、最新の「ヤリスクロス」や「日産 キックス」のカジュアルさが重なる。また、立駐対応できる都市型SUVの「スバル XV」や「マツダ CX-30」も比較検討となるだろう。, しかし、EVの「SUV e-2008」となると、ライバルは不在だ。なぜならば、同価格帯の小型SUVのEVは存在しない。手頃な所有をアピールするプジョーの提案と自身のクルマの使い方がマッチすれば、まさにEVとして有力候補に挙がるだろう。ただSUV的にアクティブに使いたいならば、ガソリン車の方がベターだ。, 「SUV 2008」は、全車FFのみ。ただ最低地上高もしっかりと確保しているので、レジャーシーンでは困ることないはずだ。そして、Cセグメントに迫る広いラゲッジスペースが強力な武器となる。また、サイズアップと運転支援機能の標準化が、価格上昇分をしっかりと吸収してくれる。, 総合的にみると、競合は国産コンパクトSUVとなるだろうが、最新プラットフォームやモダンなスタイルなどから、「SUV 2008」が気になる人は、割とライバル不在と感じるのではないだろうか。唯一の課題は、自宅と販売店の距離かもしれない。, 絶賛評価が続々!! Copyright webCG Inc. All rights reserved.

ヨコハマタイヤから、冬にこだわった2つのタイヤを紹介。スタッドレスタイヤの「アイスガード6」と新商品のオールシーズンタイヤ「ブルーアース4S AW21」。「氷に効く、永く効く、燃費に効く+ウエットと音に効く」。というのがアイスガード6のキャッチコピー。ヨコハマタイヤによると... 暗闇が見える!ベロフ「ナイトビジョン ドライブレコーダー システム」で夜のドライブがまったく変わる!! 最新BセグSUV・2008に宿る、208的デザインテイスト 9月16日、Groupe PSA Japanは、新たなBセグメントのコンパクトSUVとして新型2008を発売しました。 車検通したばかりなんていうタイミングに限って プジョーは壊れやすいイメージがありますが実際はどうなのでしょうか?故障が心配な方に向けて故障率・事例・修理費用などを詳しくまとめました。また安心して乗る方法についても紹介しているので購入を検討しているなら必見です。 燃費:17.3km/リッター(JC08モード) プロも購入済み 新型ホンダeはEVの新境地を開いた! …のか?, マイルドHVは242万円から!!! プジョー「suv 2008」は、コンパクトクロスオーバーモデルとして2014年2月に、初代がデビュー。 欧州Bセグメントコンパクトカー「208」のクロスオーバーモデルという位置づけで、共有性の高いデザインとサイズ、機能などが与えられた。 プジョーは壊れやすいイメージがありますが実際はどうなのでしょうか?故障が心配な方に向けて故障率・事例・修理費用などを詳しくまとめました。また安心して乗る方法についても紹介しているので購入を検討しているなら必見です。 25 万円: 5 万円: 大阪府: 2016年10月 購入. 一目惚れで購入. 【プジョー 2008 海外試乗】bセグ離れした落ち着きと豪快さ、その走りにキュンと来る…南陽一浩. 注意したい部品とは・・・, ガラガラと異音が発生したり 10万オーバーも覚悟の修理代が 当初搭載されていた82psの1.2リッター直3自然吸気エンジンとロボタイズド5段MTを、同じ1.2リッターながらエンジンをターボ付きとし、同時にトランスミッションを6段ATに積み替えた特別仕様車「2008クロスシティ」が登場したのは2016年3月。コンパクトなボディーに110psをマークするエンジンと6段ATの組み合わせは、イタフラ好きのみならず欧州B~Cセグメントを狙うユーザーからの評価も高く、販売の現場であるディーラーからは「ぜひとも通常モデルとしてラインナップしてほしい」との声が多く寄せられたという。, そうした評判に後押しされるように、上述のパワートレインがカタログモデルとして正式採用されたのが同年9月。それと同時に追加設定された新グレードがこの「2008 GTライン」だ。クロスオーバーモデルはキャラがハンパで売れないといわれていたのはもはや過去の話で、今や日本だけでなく、世界の主要マーケットで注目されている。特にコンパクトサイズのクロスオーバーは日本でも需要があり、それこそ軽自動車からハイブリッド車まで、気がつけば人気のカテゴリーに成長したという印象がある。, 人気の理由はいくつかあろうが、まずはコンパクトカー最大の特徴である運転しやすく取り回しのしやすいボディーサイズと、そしてそこにスポーティーでアクティブなイメージを適度に付加した点が魅力として挙げられるはずだ。私事で恐縮ながら、自分自身もまんまとその術中にはまっており、次期愛車はB~Cセグメントのハッチバックかクロスオーバー系モデルが筆頭候補。ということで今回はユーザー目線でクルマを紹介してしまう点をあらかじめご了承いただきたい(と、この際開き直って宣言させてもらう)。, 「2008 GTライン」の車高を上げたそのアピアランスは、スタイリッシュなフォルムやディテールを持つ反面、ちょっとした道具感もあり、機能美にあふれている。ボディーは全長×全幅×全高=4160×1740×1570mmと、街中でもオフロードでも扱いやすいサイズ。ルーフレールも備わっているため例えばBセグメントコンパクトの「208」と比べると車高は100mm上がっているが、最低地上高の差は25mmである。この数値は少ないと思われるかもしれないが、雪道や林道を走ったことのある方ならご理解いただけるだろう。25mmが意外とバカにできないアドバンテージになるのである。, コンパクトなボディーに対して大きめといえる17インチのホイールや、それを覆うブラックアウトされたフェンダーアーチ、ルーフレールや前後バンパーに付くアンダーガードなど、エクステリアには本物感が満載だ。前後のオーバーハングはほどほどに短く、機動性も期待できる。このクルマのディメンションは、実際に乗り入れるかどうかは別にしても、その辺のオフロードや雪道にためらいなく乗り入れられる走破性を意識させ、行動半径の拡大をイメージさせる。私を含めたオトコの性(さが)で、脳内では勝手に荒涼とした大地(気分的にはスコットランドあたり)をひた走っている。, そんな妄想アクティビティーはともかく、実際にはオンロードユースが大半であっても、とかくオトコは冒険や野性が感じられるタフなデザインや装備にそそられてしまうのだ。もちろん、女性が乗っていればそれはそれで、フェミニンな魅力にアウトドア風味のワイルドなギャップが刺激的。「山の女性は魅力が3割増し」という先達(せんだつ)の言い伝えに痛く納得するのである。, 話を「2008 GTライン」に戻せば、新しいプジョーを印象づける都会的な洗練されたフロントフェイスと、力強いフットワークを感じさせる足まわりのギャップ、パワーアップしたエンジンと6段AT、さらには「アクティブシティブレーキ」を標準装備としながら300万円を切る価格設定が、このクルマの注目すべきポイントである。, そしてそれらに加え、0次安全性(スバルの回し者などでは決してないが、適切な表現が見つからないのであえて分かりやすく0次安全性と表現する)がしっかり担保されているのも魅力のひとつだ。例えば、フロントウィンドウに近いドライビングポジションは前方視界の確保に寄与し、ドアミラーの位置やAピラーの太さ、フロントサイドウィンドウの形状が、運転席から左右を見回したときの視界の良さにつながっている。, 振り返ればDピラーはいささか太めだが(外から見ればこれがSUVとして力強さを表現しているともいえるのだが)、その手前のリアクオーターガラスによって斜め後方の死角は最低限で済んでいる。過去のプジョーとは異なり、今やワイパーは右ハンドル専用にデザインされ、視界を妨げる雨天時の拭き残しも少ない。もちろん、リアワイパーも標準装備されている。メーターを見やすいダッシュボード上部に配置した「i-Cockpit」と呼ばれる独特のインパネデザインも、安全性の向上に役立っているといえそうだ。クロスオーバーやSUVらしくデザインすると同時に、このクルマにおいては基本性能として重要な視界の確保がないがしろにされていない点を、愛車候補としてはまずは大きく評価したいのだ。, 注目ポイントの一つである1.2リッターの直列3気筒エンジンは、2年連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した定評あるパワーユニットだ。ターボによって最高出力は110ps、最大トルクは20.9kgmへと向上。「2008 GTライン」の持つ1.2tの車重をストレスなく走らせる。新しく組み合わせられた6段ATとのマッチングも良好だ。ワインディングロードでは軽快そのもので、ついシフトパドルが欲しくなるほどのスポーティーな走りを実感する。, 「208」と比較して最低地上高が25mm高い設定にもかかわらず安定感あるハンドリングと快適な乗り心地は、プジョーというブランドに対する期待を裏切らない。オフロードでの走破性を狙ったこの車高が、ハンドリングやアジリティーに悪影響は及ぼしていないと判断できる。, それらと同時に、前輪駆動ながらオフロードでの走破性が高いのも「2008 GTライン」で取り上げるべき注目ポイントである。走破性を向上させた秘密は2つ。ひとつは駆動輪のトルクとブレーキをコントロールする電子デバイス、プジョー自慢の「グリップコントロール」を備えること。そしてもうひとつは、グッドイヤーのオールシーズンタイヤ「ベクター4シーズンズ」を標準装着としたことだ。, グリップコントロールは、トラクションコントロールとブレーキを車両側が自動的に制御し、滑りやすい路面での走りを支援する電子デバイスで、「3008」で初めて導入された定評あるシステムだ。ESC(エレクトリック・スタビリティー・コントロール)のオン/オフと、スノー(雪道)/マッド(ぬかるみ)/サンド(砂地)の合計5つの走行モードを備える。, スコットランドの荒涼とした山道とまではいかないが、富士の裾野のオフロードに足を踏み入れてみても、オンロードで感じた接地感や安定感ある良好な乗り心地に変化はない。キャンプ場までのアプローチや、ガレ場では25mmのアドバンテージを、そして人里離れた林道では大いに頼りになるグリップの良いフットワークを実感する。そしてここでも、ステアリング操作に反応するプジョーらしいリニアなハンドリングが生きていると分かるはずだ。, さらに、そうした走りをサポートするのが、「2008 GTライン」に標準装着されているオールシーズンタイヤである。オールシーズンタイヤとは、その名のとおり季節や路面状況を問わず、クルマが走る道であれば天候や気温を選ばず安定した走行が行えるマルチパーパスな製品。アクティビティーの足にふさわしい行動半径の広さやシチュエーションを選ばない使い勝手がウリのクロスオーバー系には、まさにぴったりのタイヤなのだ。, まったくの偶然だが、個人的にも現在の愛車(ドイツ製Cセグハッチバックモデル)にグッドイヤーのベクター4シーズンズを履かせているので、そのマルチな性能を人一倍理解しているつもりだ。このタイヤにはM+S(マッド&スノー)表記とは別に、欧州で冬用タイヤとして認証されるスノーフレークマークの表示がついている。おととしに都内で何度か見舞われた大雪の際はもちろんのこと、趣味のスキードライブの際にもスタッドレスタイヤと変わらない雪上性能をここ数年の日常で確認済みだ。なんとなれば、次の愛車にも導入しようと思っていたほど首都圏で使う実用車にはこのタイヤがピッタリだと考えている。また冬場でも交換がいらないオールシーズンタイヤは、コストパフォーマンスにも優れている。冬用タイヤの保管場所にも困らないし、交換の手間暇がないのも魅力だ。, 本来クロスオーバーモデル、しかも車高が高いオフロードテイスト満点のモデルであれば、脊髄反射的に四輪駆動が欲しくなるが、シティーユースメインならウェイトや燃費の面で二輪駆動にアドバンテージがあるのも確か。「2008 GTライン」は四輪駆動こそ採用していないが、グリップコントロールとオールシーズンタイヤの標準採用でそのビハインドをカバーしている。, 四駆と同等とはもちろん言わないが、「2008 GTライン」にいかにしてクロスオーバーらしいポテンシャルを与えるかを考え、その答えをふたつの装備で導き出したプジョーの開発チームはなかなかの賢者だ。スポーツカーやエコカーでは当たり前になっているが、最終的に路面とのコンタクトを行うタイヤの重要性を、プジョーはどのカテゴリーにおいても十二分に理解しているのだ。, バンパーレベルから開くハッチゲートや、ワンアクションで荷室が拡大しフラットになる60:40の分割可倒式リアシートなど、使い勝手も十分に考慮されている。通常使用時は360リッター、最大で1172リッターのラゲッジスペースはこのコンパクトなボディーサイズを考えれば十分な容量。趣味のスキーやスノーボードも余裕を持ってのみ込んでくれそうだ。, スタイリングの大切さは承知しているつもりなので、少しだけ高い車高とそれっぽいデコレーションでクロスオーバーやSUVを名乗るモデルを頭から否定はしないが、そこに機能がなければ、オトコの、そしてもちろん女性にとっても、こだわりの道具とはいえない。「2008 GTライン」のスタイリッシュなデザインに対してこうした言い方は多少違和感が伴うかもしれないが、このクルマの持つ力強さやタフで本物志向の装備を持つ道具感は、そのボディーサイズとともになかなか絶妙なのだ。, 小さいながらもスタイリッシュで実用的、そして走るステージを選ばないとくれば、あとは何が必要だろうか。冒頭で宣言した次期愛車を検討するドイツ車ユーザー目線の評価がどうなったかだが、今回の試乗により、5台と定めた最終候補の1台にこの「2008 GTライン」が残ったことを正直に報告する。しかし依然として「プジョー308アリュール」のBLUE HDiも筆頭候補である。最近のプジョーはどうしてこうもクルマ好きをうまく刺激するのだろう。このクルマもまた、世界でいち早くサマーバケーションを定着させた、人生を楽しむすべを知るフランス生まれらしいモデルである。乗ってみればことは文化の違いだったと再度気づかないワケにはいかない。, ラゲッジルームの容量は、後席を起こした状態で360リッター。後席の背もたれを倒すと、床面のフラットな1172リッターの積載スペースが得られる。(写真をクリックするとシートを倒す様子が見られます), ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4160×1740×1570mm